2024年1月からの新しいNISA制度(通称:岸田NISA)が始まって1ヶ月が経ちました。自分は元々の特定口座で運用していた資産クラスがほぼ日本株だったためつみたて投資枠(S&P500) + 成長投資枠(インドSENSEXインデックス)を選びました。長期目線ではそんなに悪くないと考えてますが、この1ヶ月で見えてきたのは、
といった辺りでしょうか。
年始からNISA口座開設を申し込んでいる人も多いのか、かなり周りから相談される事が増え、また多くの会社がNISA向けの投信商品を新規に組成しています。「1ヶ月前に戻って発注し直してぇ……」と軽い後悔を抱えながら、今から後出しジャンケンで考えてみます。
今まで保有しているリスク資産が一切ないところからのスタートだったら、つみたて投資枠は王道の全世界型、成長投資枠は日本株 + αの高配当型商品がいいんじゃないでしょうか。後学のためにJPXプライム150 ETFを10万円ほど買ってみましたが、こいつは全然だめです。東証の設定する指数は信頼せず、ファンドそれぞれの基準で構成されるやつにしましょう。
このところ積極的にSBIアセットマネジメントが年4回決算型ファンドを新規組成しており、組み合わせると年間通して毎月の分配金が受け取れるようです。NISA向け商品としては毎月分配型は推奨されておらず、制度ハックのような形で楽天投信投資顧問が隔月分配ファンドを2つ計画して取り止めたりしてましたが、SBIの手法は楽天をさらに洗練させたハックのような気がします。これらがNISA口座で買えるのであれば、
と日本・米国・欧州で分散させて毎月分配金を受け取るポートフォリオが組めます。分配金は再投資でも受け取りでも個人のポリシーで好きに設定したらいいと思います。年初に日本株が謎の強さを見せているため日本高配当株式1本も捨てがたいですが……。
欧州の株式はあまり聞き慣れないから軽く調べてみたところ、ユーロ・ストックス50構成銘柄であるMERCEDES-BENZ GROUPやBMWといった日本でもお馴染みの高級車メーカーが配当金8%以上出していて、このファンドもSBIの3本ある株式の分配金重視ファンドの中では6.12%とダントツに高い試算が示されています。その分、基準価格の上昇期待では、欧州株よりも日本株か米国株の方が高いでしょう。
注意点として、月4回分配型のファンドから支払われる分配金は、均等でない可能性があります。私は日経平均高配当株50指数ETFを2023年1月から旧NISA口座で保有していますが、年4回の分配金は大きく偏りがあります。SBIの高配当株式・増配株式ファンドも偏りがあるかも知れません。
もう私は2024年の投資枠は全て使ってしまったので、この構成案で誰か夢の毎月不労所得生活をやってみて欲しい。分配金の実績が出揃った2025年の投資枠でやってみるかも。働かない権利へ向かってGo!
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