少し前からAmazonプライムビデオでヒストリーチャンネル制作のドキュメンタリー番組『世界を変えたテレビゲーム戦争』がレコメンドされて、無料配信期間中にいつか見ようとウォッチリストに入れていた。
この番組はアメリカ合衆国におけるゲーム産業の黎明期(概ねアタリの誕生からソニーがプレイステーションで参入し覇権を築くまで)の企業経営者や従業員からインタビューする形式で構成されている。
僕はアメリカのゲーム業界については、10代の頃はファミ通購読少年でもあったため、鈴木みそのレポート漫画などで、以下のようなざっくりした知識は持っていたが、詳しいことまでは知らなかった。
『世界を変えたテレビゲーム戦争』は、上記のような、解像度の低いざっくりした理解を補強してくれる内容で、かなり楽しめる番組だった。字幕は口語的な面白さを重視した抄訳といった印象だが、アタリ創業者ノーラン・ブッシュネルやセガオブアメリカのCEOトム・カリンスキーといった人物の英語はかなり聞き取りやすいので、がんばれば本質的な彼らの伝えたい内容を理解できるかも。
以下は印象に残ったところの覚え書き。
アタリショックからNESの普及、そしてSNES対ジェネシスくらいまでがメインとなっていて、プレイステーション以降のハードに思い入れのある人には内容が物足りないかも知れないですが、僕は非常に楽しめた番組でした。2020年代もIT業界の世界をリードするであろうアメリカの強さや、歴史の繰り返しにも思いを馳せられる、学びのある構成と言えます。IT業界で働く人にもおすすめしたいです。
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