南紀観光の2日目です。07:00起床で朝食を頂いた後にチェックアウトして、朝市を少し散策した後に紀伊勝浦駅前へ。
熊野速玉大社と潮岬の2ヶ所を巡ることは既に決まっていて、後は交通事情との相談という感じ。
ここで駅前レンタカーが思ったよりも安くて悩むことに。軽自動車クラスが4,000円台、コンパクトカーのBセグメントでも5,000円台でカーナビとETCが付いて来る。ガソリン代を含めても人数で割れば、タクシーと比べて相当に安上がりで自由度も高い。
しかし連休中の現地駐車場における混雑具合が読めない…という理由から鉄道を利用して観光地を巡ることに。
まずはローカル線に乗って本州最南端の駅である串本駅へ。
各駅停車の移動はかなり眠くなったのですが、何やかんやで串本駅に到着。駅近くの観光センターで潮岬方面へのアクセス方法を尋ねると、幸いにもバスがすぐに発車するとのこと。早速バスに乗り込んで出発。
潮岬灯台前というバス停で降りて灯台へ。
潮岬灯台は200円を支払うと中に入って登れるのですが、これがまぁ大変に素晴らしい。僕の地元・美浜町にも野間灯台というそこそこ有名な灯台があるけど、潮岬灯台には完敗も良いところですわ。
SoftBank 4G LTEがバッチリ圏内のため、景色を撮ってSNSに投稿するのも簡単です。ちなみに風が強くてiPhoneを誤って落とすと絶対に助からないロケーションのため、注意が必要です。
潮岬灯台前から、本州最南端のモニュメントがある場所へは徒歩で5分くらい。
だだっ広い草原のようになっており、キャンプ地としても使えるようです(実際にテントが幾つか設営されている)。
10年くらい前に自転車で本州の最北端・最東端・最西端を踏破して以来、初めて最南端の地を踏むことが出来ました。やはりこのような場所にはライダーが多くて、二輪車を持っている人が羨ましくなりますね。めちゃくちゃ楽しいんだろうなと思います(※ただしツーリング仲間が沢山居る場合に限る)。
まぁ常識的に考えて自転車でここへ来るのは無理だよね。
潮岬へ行けたので次の目的地へ向かうために串本駅に戻ります。串本海中公園というスポットも若干気になったのだけど、別に水族館へ思い入れが強い訳でもないので、まぁ良いかなぁと。
ガチで列車が2時間に1本という環境のため、選んでも居られず、特急券を買って特急くろしお号に乗車。自由席はガラガラでした。やったね。
降りた新宮駅は、ちょうどJR西日本とJR東海の管内が交差するポイントらしく、そういえば行きのワイドビュー南紀でも、この駅で乗務員の入れ替わりがアナウンスされていたように思います。
線路も多く、駅舎も立派でした。
新宮駅からは熊野三山の一つである熊野速玉大社へ。
ここは高低差も無く、足に優しい神社でした。初めて参拝しました。
ちょうど奉納行事のような事が執り行われていて、若い衆が沢山居ました。
続いて歩いて行ける範囲にある神倉神社へ。
ここがまた、538段を誇る急勾配の石段を登らねばならず、ちょっと勘弁してくれという感じでした。
石段というより壁なんだが…。
冗談抜きで、足を滑らせたら即死という勾配です。これを駆け上る神事があるらしいけど、絶対に死人が出てるだろ…。
地獄の石段を登りきったところには、やたらと立派に切り出された岩があって、地元の人には玉と呼ばれているようです。「立派なたまだなあ…」と思って私も手を合わせました。
この日も歩き回って疲れたため、ホテル浦島に戻って洞窟温泉を楽しむなどして疲れを癒してから夕食へ。
夕食はバイキング形式ではなく、館内にある居酒屋でまぐろ尽くしコース。
僕は寿司屋に行っても赤身は滅多に頼まずにひたすら白身やサーモン・貝類ばかり頼んでしまう味障野郎ですが、勝浦のまぐろは、もっちりしていてとても美味しい。これなら幾らでも行けますね。
調子に乗って熊野の地酒盛り合わせも注文。
特に「南方(みなかた)」や「文左衛門」は香りが芳醇でとても美味しかったです。
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