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2021-10-03 (日) [長年日記]

[Software][雑記]『ピープルウエア』第3版

ソフトウェア開発プロジェクトを成功させる要因として、開発手法やアーキテクチャでなく、人と人との関わりや職場環境といった社会学的な観点に注目した書籍。

元同僚ですごく優秀なソフトウェアエンジニアの人がよく本書から引用していて、いつか読もうと思ってKindle版と物理本と両方買ったまま積んでいた……。

どういう人が読むといいかというと、本来は経営層に近い管理者なんだが、無能なマネージャーに対して鬱憤を溜めている人が読んでも「そら見たことか」とスカッとする要素はあるかも知れない。

主張としては「マイクロマネジメントするな」「オフィスは静かでエンジニアに集中させる個室スペースを用意しろ」「電話やメールの割り込みを減らせ」「ランチやディナーを一緒にする機会は大事」などなど、そうだよねといった同意できる内容が並ぶ。

初版が発行されたのが1987年、この第3版も2013年の改訂であるため、当時はあまり使われていなかった言葉で今風に表現すると「社員のエンゲージメントを高める」ためにマネージャーができること集と言えそうな書籍である。

第II部「オフィス環境と生産性」は、オフィス投資を惜しまないことの重要性が説かれていて、正しいことばかりなのだけど、2020年代は新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の流行を経てリモートワークが定着しそうな兆しも見えているため、こういった周辺環境との違いを差分として読むのも面白い。

第VI部「きっとそこは楽しいところ」には、マネージャーが意図的に現場へ混乱(原文だと多分chaosのことだろう)を与えて、社員にこの会社で働くことを楽しんでもらおうとする一節がある。

  • パイロットプロジェクト
  • プログラミングコンテスト
  • ブレーンストーミング
  • 実践さながらの訓練
  • 教育、旅行、学会、お祭り、そして冒険体験

どれも「なるほどな~」と思い当たる仕組みで、自分が働いている環境にも当てはめてみると気付きや発見があるのではないかと思う。

僕の環境の場合は、

  • パイロットプロジェクト
    • 組織としては研究開発グループがあるし、チーム単位でも「モブプロやってみよう」「今度の案件ではKotlin使ってみよう」みたいな取り組みがある。
  • プログラミングコンテスト
    • 僕が新卒で入った会社でもあった取り組みとして、入社してきた人同士でチームを組んでもらって、お題に沿ったサービスを期限内に開発してもらうものがあった。今の会社でもやってる。結構いろんな会社で実施されてるやつじゃないかと思う。
    • Web系の会社だとライブドアで始まったチューニンガソンISUCONのお題を借りて社内ISUCONやってるところも当てはまりそうである。チューニンガソンやハッカソンといったエンジニアのお祭り的な遊びを許容される組織はいい組織。
  • ブレーンストーミング
    • これはソフトウェアエンジニアよりはプランナーみたいな職の方がやってるところが多い印象がある。
    • コロナ禍でやりにくくなってしまったアクティビティの一つだが、うちのチームだとMiroというオンラインホワイトボードでワイワイやる時がある。Microsoft Whiteboardも最近よくなったと聞くから試してみたい。
  • 実践さながらの訓練
    • これといった例をあまり思い付かないが、避難訓練みたいなやつだろうか。でも今は出社もしないしな……。
    • 変わったところだと、年に何度か希望者を集めて、アタッカーから攻撃を受けた想定で防御側を体験する催しが開催されている。僕は参加したことは無い。
  • 教育、旅行、学会、お祭り、そして冒険体験
    • セミナー・出張・カンファレンスに伴う交通手配やホテル缶詰めでの共同作業が社員同士の仲良さを深めるよねって書籍では書かれていて、これは素直に同意できるところ。
    • アメリカでカンファレンスのために国内出張するくらいならロンドンまで行った方が安上がりになることがあると書かれていて、国土の違いにハッとした。日本の東海道新幹線を前提とする東名阪の出張事情はちょっと特殊過ぎるのだな。リニア中央新幹線が開通したらますます特殊になりそうだけど、静岡県とも揉めてるし実際に出張で使える日は来ないかも知れん。
    • 社員旅行は一度も社会人生活で体験したことが無いなぁ。

「結局のところ、ソフトウェアを作るのもメンテするのも、技術じゃなくて人なんだよね~」と再認識できる本でした。それはそう。

[ゲーム]名古屋ゲームミュージックストリングスの第7回演奏会に行ってきた

名古屋市を中心に定期演奏会をしている弦楽合奏団体「名古屋ゲームミュージックストリングス」の第7回演奏会に行ってきた。彼ら彼女らの演奏会に参加するのは今回で3回目。

会場は東海市芸術劇場

会場は名鉄太田川駅から0分の東海市芸術劇場・大ホール。

2021年の新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の流行(通称・第5波)に伴う緊急事態宣言が解除された直後ということで、

  • 鑑賞希望者は事前にGoogleフォームで登録
  • 観客は全員不織布マスク着用
  • 当日は入口で体温測定
  • 客席は1つ空けての半分での運営

などなど、感染症対策を施されての開催となった。

自粛要請が終わって結構なお客さんが入るのかなと予想したが、実際は370名前後の入りだったようで、過去の開催とそれほど大きく変化は無い気がする。県内のゲームミュージック生演奏ファンがこれくらいの規模感なのかな。

【写真】東海市芸術劇場・大ホール開演前の様子。

演奏プログラム

メインをファイナルファンタジー9に据えての3部構成だった。

  1. 第1部
    • メギド72
    • オクトパストラベラー
    • スーパーマリオ64
  2. 第2部
    • クロノ・トリガー
    • 大逆転裁判
  3. 第3部
    • メインをファイナルファンタジー9

メギドは未履修なんだけど何故か楽曲を公式が気前よく配布している(?)ため、ちょっと予習して臨むことができたのだった。

オクトラとマリオ64はあまり知ってる曲が無かった。マリオ64のメインテーマくらいはCMでよく耳にしたから分かった。

第2部はクロノ・トリガー現代編の王国裁判で楽団員が嫌疑をかけられて裁判で大逆転するという構成になっており、天才かよと感心しちゃった。大逆転裁判の音楽は本当にいいですね……。共同推理で成歩堂龍ノ介とホームズに扮した人がステージに登場して寸劇が始まるのは、団員の人たち相当に大逆転裁判シリーズ好きなんだろうなと笑ってしまった。

ファイナルファンタジー9はクリアした筈なんだけど記憶が曖昧で、第3部で実はちょっとウトウトして来ていたのだけれど、ラストで挿入歌Melodies of Lifeが弦楽器アレンジと生歌で披露され、めちゃくちゃ上手ですっかり目が覚めた。良かった。

【写真】第7回演奏会のプログラム

まとめ

やはり生演奏を鑑賞すると元気をもらえるな~と思った。コンサートホールで両隣りを空けての着席は意外と快適だなという気付きもあった。

座って聴ける形式だから良かったものの、自粛期間が長かったから、もしスタンディングライブだったら2時間くらい立っていられる体力が今も残っているのか心配である。

帰りは名鉄で人身事故が発生していて、太田川駅~知多半田駅の間が不通となってしまって困った。新型コロナワクチンの職域接種(2回目)の時と同じで、俺がたまに鉄道に乗ると運休するのは何故なんだぜ。今回も常滑駅でタクシーを拾って帰宅した。鉄道を使う機会が3ヶ月に一度くらいに激減しているせいか、運休に遭遇してからの賃走4,000円にも抵抗を感じなくなってきた。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
ArcCosine (2021-10-04 (月) 13:59)

”ソフトウェアを作るのもメンテするのも、技術じゃなくて人”<br><br>究極的にはこの言葉に尽きる、のでそういう人たちが気持ちよく働ける環境を作りましょうって事なのかな。良書っぽいので、Kindle版買ってみます。

雷悶 (2021-10-04 (月) 18:23)

ぜひぜひ。書籍タイトルも上手く考えたもんだなと感心します。


最近のツッコミ

  1. 雷悶 (2022-11-29(火)19:00)「なるほど、親要素が分かっていれば欲しい要素が追加されるまで監視させるって感じで行けそうですね。」
  2. ArcCosine (2022-11-29(火)07:27)「Intersection Observer APIを使えば、らいもんさんがやりたい事できるかな。」
  3. ArcCosine (2022-08-29(月)19:47)「LINEの仕様がクソなだけなんだよなぁ……。」

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