2017-11-23(木)から2017-11-25(土)までの3日間、祝日と土曜日の合間に有給休暇を1日使って、石川県に観光へ行ってきた。石川県まで行くのは金沢観光した2015年以来となる。あの時は北陸新幹線の開通直前で、かなり石川県内をテンプレ観光した。今回はもともと行きたいところがあったため、金沢市内には寄っていない。
やはり今回も旅行会社のパッケージツアーを使ってしまった。
この内容で3,5000円くらいで済んでしまうのは頭おかしい。まぁ旅館側も閑散期だから旅行会社は格安でねじ込めるんだろうけど。人数が集まらなくて催行中止になったら嫌だなと考えていたが、杞憂に終わったので良かった。
世界のコマツ発祥の地であり、世界最大級のダンプカーに座れるこまつの杜を目指して粟津駅から小松駅へ。小松駅の周辺は、イオンモールもあって普通の地方都市という印象であった。
旅行中3日間とも雨だったこともあって、かっこいいダンプ930Eへの運転席試乗体験は中止となっていたのだった。切れてしまう。
雨だったこともあってタクシー拾って移動してたのだけど、小松駅の近くにはレンタカーも窓口も何軒かあてので、いっそレンタカー借りて使うのも手だったかも知れない。
仕方なく、こまつの杜から1分ほど歩いたところにあるサイエンスヒルズこまつという施設を回ってみることにした。
何だか全体的に子供向けの教育施設といった感じで、世界企業コマツの納める税金をじゃぶじゃぶ投じて作ったのかなぁ、といった印象を受けた。Zガンダムの全天球モニターみたいな3Dシアターはかっこ良かった。しかしクラシックが流れる映像コンテンツは眠くなってしまったのだった。
こまつの杜での重機見学は残念ながら不発に終わったが、もう一つの目的地である日本自動車博物館は、屋内展示施設ゆえ、安心して見て回れた。
建物自体が既に明治レトロな洋館でかっこいい。中のフロア構造も、まさしくバイオハザードで見たことある洋館そのものといったレイアウトになっている(中2階がぐるっと回ってるあの感じ、と表現して伝わるだろうか)。
とにかく車両展示の台数がとてつもない数で、びっしり詰まっている。運営サイドが収集したものだけでなく、北陸在住の人が大切に乗っていて手放した際に寄贈されたクルマも多くあるようで、「〇〇県 ××××様」と書かれた車両もよく見かけた。
僕はクラシックカーには全く詳しくなくて、一応知ってる平成ABCトリオや、ゲームのセガラリーに登場した車両を見て楽しんだ。日本車に限らず、フェラーリやポルシェの古いモデルからT型フォードまで、本当に何でも揃ってるから、自動車産業に少しでも興味があればかなり楽しめると思う。車種名をよく知らなくてもガルウィングドアの開いてる姿なんかは、見てるだけで面白い。
あと、何故か世界のトイレに関しても博物館みたいになってて、実際に欧州やアメリカ式デザインの便器で用を足せる。不思議な体験である。
しかし小粋なオープンカーって良いよねぇ。愛知県でもビートは時々走ってるのを見かけてすれ違うけど、AZ-1やカプチーノは全くと言って良いほど見かけないからなぁ。実物を間近に見れて嬉しいわ。そりゃバブル期は若者がクルマ所有してデートに使うわけだ。
行きたかった目的地のために選んだパッケージツアーであって、泊まる場所にほとんど関心を持っていなかったのだけど、なんか日本最古(世界最古?)の歴史を持ち1,300年続く温泉旅館だったらしい。法師というところで、めちゃくちゃ快適でびっくりした。
歴史ある温泉どころで思い出すのは、愛媛県松山市の道後温泉本館だが、あっちと違って法師は質素な感じが全然しなくて、まるでリゾートのようである。サービスレベルが恐ろしく高く、夕食も朝食も豪華な会席が楽しめて、あまりにノーマークだったので感動した。道後温泉は1回行ったらもう良いかなと思ってるけど、こっちはリピートしたいと本気で思わされる宿であった。成功した経営者が突如としてアマンとかの高級リゾートに傾倒し始める理由が少しだけ分かった気がしたわ。まぁアマンなんて一生泊まることは無いけど。
露天風呂に都合4回入ったけど、1回とんでもなく雨が強まって凍えかけたのがつらかった。
食事が本当に豪華で、のど黒やカレイ、鴨肉などなどと一緒に、石川県の地酒を堪能できた。手取川と天狗舞というお酒を飲んだ。どっちも美味しかった。ビールを1滴も飲まずにリラックスできたのは初めてかも知れん。ビールクズ卒業か~?
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