アップル社がMac OS X向けに提供している統合開発環境のXcode、バージョン3.xの頃にTitanium Mobileを触ってみたくて家のMac miniに入れたこともあったのですが、案の定サンプルコードを触って動くものが出来たら満足してしまい、それきりとなっていました。
が、仕事でiOSアプリの開発をする機会がありそうで、ちゃんと使えないと不味い気配となり、最新のMac miniとなるべくでかいディスプレイを買ってもらって、そこにXcode 4.xを入れました。
入れたは良いのですが、Vimに慣れてしまった身としては、標準のキーバインドが使い難くて辛い…。
調べてみたところ、Vimに慣れている人がMacでObjective-Cを書く際のアプローチとしては、
の2通りがあることが分かりました。
Xcodeの使い方すら怪しい自分としては、後者を試してみることに。
まずはXcode 4.3をインストール済みのMacに、デイリービルド配布場所から最新のバイナリをダウンロードしてインストールします。
2012-10-18追記
インストール方法が変更になっていたので覚え書きです。配布インストーラではなくソースコードから自前でビルドする必要がありました。
といっても、リポジトリを取得して、
$ git clone git://github.com/JugglerShu/XVim.git
XVim.xcodeprojを開いてCommand + Bでビルドすればインストールまで一発でした。インストールする場面に応じて公式リポジトリのREADME.mdに書かれている最新のインストール方法を参照するのが良いと思います。
これだけでも、かなり気の利いた使い勝手になってくれるのですが、FeatureList.mdを参考に~/.xvimrcファイルを設定してみました。
set incsearch set ignorecase set smartcase nmap n nzz nmap N Nzz nmap * *zz nmap # #zz nmap g* g*zz nmap g# g#zz nmap <CR> o<Esc> imap <C-A> <Home> imap <C-E> <End> imap <C-F> <Right> imap <C-B> <Left> imap <C-D> <Del> vmap <C-[> <Esc>
自分の.xvimrcファイルはGitHubに突っ込んでおきました。ちょくちょく更新するかも知れません。
幾つか不満もあって、
といった点が気になりました。
とは言え自分としては、慣れたキーバインドでカーソル移動出来るだけでも相当な改善となり、助かりました。
キーバインドがVimライクになったので、Xcodeのエディタ部分の色付けも普段のVimに近い環境としたくなりました。
どうやらXcodeでは、XMLフォーマット(plistファイルって呼ぶの?)で定義されたカラーテーマを入手することで、設定画面で選択可能なテーマが増えるようです。
GitHubで配布されていて導入が簡単そうなカラーテーマは、以下のようなものが見付かりました。
次のように拡張子*.dvtcolorthemeの配布ファイルを入れることで、Vim風のカラーテーマが導入出来ました。
$ mkdir -p ~/Library/Developer/Xcode/UserData/FontAndColorThemes $ git clone git://gist.github.com/1267734.git ~/works/git/desert4xcode $ ln -s ~/works/git/desert4xcode/Desert\ 256.dvtcolortheme ~/Library/Developer/Xcode/UserData/FontAndColorThemes
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