ariyasacca

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2010-08-14 (土) [長年日記]

[雑記]MercurialでSubversionの変更を追いかけながらオレオレブランチしたい

Subversionで管理されているプロジェクトのソースコードからMercurialでブランチを切って、変更を追いかけながらブランチを育てて、気に入らなかったら捨てたり、採用できそうだったら変更をSubversion側にプッシュしたりしたい時の図を描いてみた。

【図解】Subversionからhgsvnでインポート

hgsvnの準備

hgsvnをインストールする。新しいバージョンのものを使った方が良いので、OSで用意されたパッケージマネージャではなく、easy_installから入れる。hgimportsvn, hgpullsvn, hgpushsvnという名前のスクリプトがコマンドラインから使えるようになる。

$ easy_install hgsvn

Subversionリポジトリからインポートして開発用ブランチの準備

図に赤い線で描いた部分に相当する。ここではSubversionとの同期用リポジトリをmaster、開発用ブランチ(リポジトリ)をdevelというディレクトリで管理する。

まずインポートする。

$ hgimportsvn file:///path/to/repo/trunk master

masterは、Mercurialリポジトリであると同時に、まんまSubversionの作業コピーでもあるのだけど、.svn/などの存在は最初から無視リストとして管理してくれるので、Mercurial側からは意識しなくて良いようになっている。

最初は空っぽなのでhgpullsvnでSubversion側のチェンジセットを全て持ってくる。

$ cd master
$ hgpullsvn

ここから自分用の開発を進めるためのブランチを切る。

$ cd ..
$ hg clone master devel

これで準備は完了。後は青い線で描いたところが日常的な作業になる。

develでの作業

ここではひたすらコミットしたり、

$ hg commit

master側にSubversionの変更を同期していたら、取り込んだり、

$ hg incoming
$ hg pull
$ hg update

良い感じに仕上がったらmasterにプッシュを行う。

$ hg push

masterでの作業

develからの更新を反映したり、

$ hg update

Subversion側の変更を取り込んだり、

$ hgpullsvn

両者から変更があったときは、headが複数になるのでマージする。

$ hg heads
$ hg merge

極まれに衝突するので、編集してコミットする。

$ hg resolve -m file
$ hg commit

気に入った成果が出来上がったら、Mercurialのチェンジセットを1つにまとめてしまうオプションでhgpushsvnを実行すると、Subversionのリビジョン番号が1つしか増えないので良い感じである。-eオプションを付けるとエディタが起動してコミットメッセージを編集できる。utf-8どうのこうので怒られるときは日本語メッセージを消してしまうと良いかも。

$ hgpushsvn -c -e

このとき、Subversionリポジトリでsvn:keywordsによる自動置換をしていると、その変更が反映されるので、masterでもすぐにコミットしてdevelに取り込んでもらう必要がある。

$ hg commit

出来がイマイチで気に入らないときは、hgpushsvnせずにmasterごと綺麗さっぱり消してしまえば、Subversionリポジトリには跡が一切残らないので、気軽にオレオレブランチできる。

$ rm -rf master

参考

ここではSubversionリポジトリに自由なタイミングでpush, pullできる前提で書いているので、もっと厳密にSubversionメインラインとの差分管理を行いたい場合はRebaseとトピックブランチ: プログラマの思索を参考にすると良いかも。

図を描いたところ

Cacooというサービスを使って描いてみました。使い易いので皆も使おう!


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