政権与党となった民主党の進める高速道路の無料化に、僕は賛成の立場である。
このニュースと高速道路の無料化施策が矛盾するという意見を見るけど、高速道路は、もともと将来の無料化を約束されたものだ。現在、ガソリンなどに掛かっている暫定税率だってそうだ。父の世代や僕の世代が高く支払わされたからといって、これから自家用車を所有する人まで本来不要な筈のものを支払う必要は無い。
前政権では、道路特定財源の使途自由化だとか訳の分からないことが議論されていたが、不要なんだったらさっさと廃止すべきだ。高速道路も本来の約束だった筈の原則無料に一旦リセットした上で、環境税の導入なり、渋滞緩和のための区間ごとの課金導入なり、幾らでも議論してもらったら良い。使い道が無くなって何の為にあったのか分からない通行料や税金を未来に残すことは反対だ。
現在施行されている高速道路の1,000円というやつも将来の無料化への試金石という見方で賛成している。この施策で表面化した問題点があるのなら、集まった定量データを、無料化を推し進める際に大いに活用したら良い。
鳩山さんのことは好きじゃないし、彼の唱える友愛外交も良く分からない面が多く不安ではあるけれども、アメリカや中国の参加を前提とした上で日本の排出ガス削減目標を具体的に表明することは、至極真っ当だと考える。
重ねて言うけど、高速道路の無料化に賛成するし、温室効果ガス25%削減目標とも矛盾していないと思う。
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参号館 日記(ariyasacca)
そこまでの議論であれば至極まっとうな話だと思うんだけど、高速無料化の次に必要なのはやはり交通マヒ対策というのは容易に想像ができて(利便性の面でもCO2的にも)、その有効な対策の一環として高速道路の有料化が挙げられるんだよな。高速道路が作られた頃とは時代が違うことも視野に入れないといけないとは思う。鉄道・航空・船舶の競争力が落ちているのも、インフラバランス的にあまり良い話ではないしね。