2024年を振り返るシリーズ。
全くこの日記やX(Twitter)のアカウントでは触れていない話題であるのだが、実は僕のコードがVim/Neovimにマージされてた。以下のコミットやPRで確認できる。
マージされた、と言っても具体的に僕が何か行動した訳ではなく、僕の作ったまま放置されがちだったVim pluginをメンテしたいと申し出てくれる人が居て、その人に何もかもお任せしていたら、「最初からVimにバンドルされてた方が便利じゃね?」とよく分からないVim本体のテストコードとかもpassするようにPR整えて提出し、知らない間にマージされていた(一応メンションは貰ったのでPR出したまでは知っていた)。すごい情熱と行動力だ……。僕自身はもう年単位で自分の.vimrcファイル変えてないし、自分でこんな行動力を発揮できる気がしない。
色々やってくれた人は僕と顔見知りでも何でもなくて、中華語圏の国立大学に籍を置いて情報学を専攻している、優秀な人のようだ。あらゆるオープンソースプロジェクトに貢献している。やる気を失くして放置していた僕のプロジェクトまで拾ってメンテしてくれて、大変ありがたいことである。
正直そろそろソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを終わろうとも考えていて、その中でも一番お世話になったプロダクトに対して自分のコードが入ったのはとても嬉しいことだ。オープンソースは利用者が増えるとしんどいと思う事の方が多くてモチベーションの維持が困難だが、たまにこういうご褒美のような経験ができるのは良いところだ。今まで善意で成り立っていた助け合いの世界が、サプライチェーン攻撃とか生成AIによるクソpatch投げつけ行為とか、段々と居心地が悪くなりつつあるのが悲しい。
自分がお世話になったソフトウェアに対する恩返しの気持ちが7割で、転職する時のアピールになるかというスケベ心が3割くらいで他者のソフトウェアに貢献もやっていたけど、めっきりやらなくなってしまった。
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