ariyasacca

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2023-12-31 (日) [長年日記]

[メタル]2023年にApple Musicでライブラリ追加して印象に残ってるアルバム

Amazonのバナーリンク(アルバムジャケットが書影として参照できるやつ)が廃止になってしまったので、Apple Musicのリンクで紹介する。

結束バンド — 結束バンド

Last.fmで自分のアカウントを確認したら、2023年で1番再生していたアルバムはこれだったので、紹介しない訳にはいかない。

アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の作中バンドが演奏している(って設定の)アルバムである。劇中歌 #5 ギターと孤独と蒼い惑星や #7 あのバンドなどをよく聴いていたと思う。

Apple Musicのメタデータで、楽曲提供者だけでなく演奏者やサウンドエンジニアも参照できるようになって、かなり本気で作り込まれた音楽作品だとわかるし、メタラーも楽しめるアルバムになっている。

明日の叙景— アイランド

ポスト・ブラックメタルやブラックゲイズと括られるジャンルの音楽を演奏している日本のバンド・明日の叙景によるアルバム。

目力の強いポップなジャケットと、YouTubeで視聴できる楽曲の良さに一目ぼれし、このアルバムだけでなく過去に発表された作品(アルバム・EP)もひととおりApple Musicライブラリに追加し、とにかく2023年はよく聴いていた。

どの曲も好きでアルバム通して再生することが多かったが、 #2 キメラや #5 歌姫とそこにあれのポップセンスは、日本のサブカルチャーとブラックゲイズが程よくミックスされた唯一無二の音楽性になっていると感じる。実際、招聘がかかるのか、アジアやヨーロッパでの海外公演もやっているようだ。メタラーとして好きなのは、疾走感ある #7 忘却過ぎし #11 遠雷と君 辺りだろうか。

国内公演も何度かあって、行こうと思っていたけど結局見に行けなかった。最近ライブほとんど行けてないけど、一度は生で演奏を体験してみたいバンド。めちゃくちゃいいアルバムです。疾走する甘いメロディに癒されたい人には、普段聴いてる音楽ジャンル関係無く本当におすすめ。

Elvenking — Reader of the Runes - Rapture

イタリアのフォークメタルバンド。ヴァイオリンを取り入れつつも、ヨーロッパで主流となっているメロデスとミックスされた暴力的イメージの強い音楽性ではなく、どちらかと言うと皆でノれるアリーナロック的で、ライブ映えするタイプの音楽をやっているのが特徴。過去に2回ほどライブを見に行ったことがあり、とても良かった。

今回の新作も概ね期待通りの出来栄えで、アルバム通してよく聴いた。1曲選ぶなら #3 Bride of Nightがキラーチューンかな。

バンド名がまんま「エルフの王」なので、『葬送のフリーレン』や『ダンジョン飯』といったエルフが活躍する話題作にあやかって、何かの拍子に日本で人気が出たりしないか(しない)。

Tailgunner — Guns For Hire

UKの正統派ヘヴィメタルバンドのデビューアルバム。バンド名とジャケットのテイストから分かる通り、直球のIron Maiden的なメタルを演奏している。ダミ声で爽快な曲が多いあたり、何年か前に気に入ってリピートしていたMotorjesusと似ているかも。

通して聴いてもいいアルバムだけども #2 Guns For Hireや #5 Futures Lostといった曲がお気に入り。

そういえば、アルバム名や曲名がApple Musicでライブラリ追加した時点ではカナ表記で取り込まれてしまい、わざわざ英語表記に入れ直したのを思い出した。こういう面倒な挙動やめてくれ~~~。

All for Metal — Legends

ドイツの正統派ヘヴィメタルバンドのデビューアルバム。「メタルバカ一代」って感じの、金属音と勇壮コーラスで拳を突き上げたくなる音楽をやっている。

暑苦しいジャケットと同じウォー・ペイントを演奏時もしてるみたいだし、ぜひライブ見てみたいですね。愛すべきバカ。

Edu Falaschi — ELDORADO

ブラジルの国民的ヒーローバンドAngraで一時期ボーカリストを担当していたエドゥ・ファラスキのソロプロジェクト。ELDORADO(エルドラド、エル・ドラード)というのはスペイン語圏やポルトガル語圏で「理想郷」を意味する言い回しらしい。

僕はAngraのアルバムでは、エドゥ・ファラスキが歌っていたゼロ年代のRebirthが一番好きで、このELDORADOも、まさに「RebirthやTemple of Shadowsの続き」と言える音楽性で、とてもメロディックかつ雄大でかなり良い。まだ最近Apple Musicのライブラリ追加したばかりで、どの曲がいいといったレベルまで聴き込めていないのだが、あの頃のAngraが好きな人なら必ずハマると思われる。


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