僕のアニメオタク師匠であるユーキさんからTwitterで「コードギアス見ろ」と粘着され続け、ユーキさんの薦める作品には外れが無いから見てみることにした。ちょうどTVシリーズの放送15周年だとかで関連作品やファンコミュニティが盛り上がっているタイミングのようで、Amazonプライムビデオでも全話が視聴可能となっていてありがたい。
ゼロ年代のアニメ作品ほとんど見て来なかったため、コードギアス、名前だけは知っていたがどうしてもキャラクターデザインにアクの強さを感じて完全に食わず嫌いしていた。キャラクター原案はCLAMPだったのか。2期EDテーマで挿入される止め画は確かにCLAMPそのもの。
『機動戦士ガンダム』と同様に、TVシリーズを総集した劇場版三部作があるようで、どっちを見ればいいのか迷ったが、TVシリーズが高評価なためこちらにした。
核心となる点へのネタバレには配慮して書きますが、初期のガンダムとスパロボを履修したオタクの感想であるため、ガンダムとスパロボを交えた考察が多いです。
キャラクターデザインに苦手意識を持っていて食わず嫌いしてましたが、すごく面白かったです。
全体的に「不幸なボタンの掛け違い」でどんどん取り返せないところまで事態が進んでしまう、悲劇的かつ喜劇的な作りがされていて、「他人の行動を完全に縛ることはできない」ことが良く分かる作品です。2022年の現実世界でも、ロシアに関するQアノン的な陰謀論にハマってしまう人は、ぜひコードギアスでリテラシーを身に付けよう。超能力ギアスを持ってしても、他人と世界は思い通りに動かせないのだ。
通っていた中学校の卒業イベント的な「20年後の自分にお手紙を書いてタイムカプセルとして埋めよう!」企画みたいなやつで封印され、20年以上経って掘り起こされた手紙、僕は高校卒業して早々に地元を離れてしまっていて結構な数の旧友と関係が切れており、近年ちょくちょく地域ボランティア活動に顔を出すようになった関係で「そういえば渡すの忘れてたわ~」と今ごろになって受け取った。
つまり、20年後の自分に書かれた手紙を25年後に受け取ったのである。開けるのが怖え~~~。と思ってずっと放置してたが、昨夜に酒が入った勢いで開けてみた。どうせ公開厨から「公開してください」とプレッシャーをかけられると分かっていたから、先手を取って公開した。
1996年ってセガサターンのゲームに夢中だった時だなぁ。セガサターン専門誌『SATURN FAN』という雑誌の投稿職人をやっていて、HTMLを勉強してファンサイトを作っていたのが僕のインターネット原点みたいなところがあって懐かしい。あの時は「セガBBS」も盛り上がっていたな。かつて、セガのゲーム機と関係ない話題もOKのミニ2ちゃんねるみたいな掲示板集合体があったのだ。
今よりも遥かに純度の高いセガオタク過ぎる……。
20年後の僕へ。あなたはこれを読むこの日まで、手紙の事などすっかり忘れていたと思います。
21世紀の生活はどうですか? そろそろテレビ電話が普及した頃だと思われます。家庭用ゲーム機は、さらに進歩して、ニンテンドウ256や、セガタイタン(128bit CPUx2)が出たりしていませんか。
忘れてしまっているといけないので、こちらのことを教えておきます。現在僕は15歳の誕生日を迎える直前の1996年11月7日にこの手紙を書いてきます。この年は「サクラ大戦」が9月27日に発売された記念すべき年です。君が帝国華撃団・花組の隊長として、狂ったようにプレーしてました。サターンFANにおたよりが掲載されたりもしました。
さて、仕事の方がどうですか? ひょっとしてうまくいかず苦しんでいたりして……。もし。そうだったら「NiGHTS」のエンディングを思い出して下さい。そして、「DREAMS DREAMS」を聞き、もう一度"夢"について考えて下さい(もっとも、CDが今も使われていればの話ですが…)。
本当に自分が書いたのかと疑ってしまう文で終わるのも気がひけるので、最後に僕らしくランキングを載せておきます。
SSソフトTOP3('96)
- サクラ大戦
- 電脳戦機バーチャロン
- ファイティングバイパーズ
1996.11.7
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