奈良満喫の2日目です。6:30に起床した。9時間も寝たのかよ。
2018年頃からすっかり気にって推しに推しているコンフォートホテルに今回も宿泊した。
ウェルカムドリンクサービスや、シングルルームに多く配されたコンセントの数、水勢が途切れることの無い高機能シャワーヘッド(何度か書いているが、ビジネスホテルは水回りが最も価格差に表れると個人的に思っている)、大きめのベッドといった充実の内容に加え、朝食は無料。最高。
まずはJR奈良駅から天王寺駅(近鉄阿部野橋駅)へ移動し、駅で近鉄特急の特急券を購入した。
もう1本ほど早いと、「さくらライナー」と呼ばれる特別仕立ての特急車両に乗車できたのだが、残念ながら思いつきでしか行動していないのでタイミングは合わなかったのだった。乗り鉄じゃないから乗ってる間はKindleでマンガ読んでるだけだしな。
そういえば、名阪特急と同様に、ここでも喫煙車両か禁煙車両か希望を尋ねられた。近鉄は未だに列車の中で喫煙できるのか。
近鉄吉野線は、吉野口駅を過ぎた辺りから単線になってグッと秘境っぷりが増し、さすがの僕もマンガ読むのをやめて窓の景色にワクワクしたのだった。秘境はいいねぇ。
近鉄吉野駅は立派に整備された終着駅で、駅ロッカーも充実していた。前日の反省を生かし、ショルダーバッグ以外は全てロッカーに詰め込んだ。
駅では、修学旅行というよりは遠足のような感じで関西圏の小学生たちが点呼を取っていた。
取り敢えずロープウェイ乗り場へ行き、往復の乗車券を購入した。2019年3月に運行再開したばかりで混んでいるかと思ったが、ガラガラであった。吉野山は桜が有名で、花見シーズンだとそれなりに混むそう。車両のとぼけた顔がかわいい。
ロープウェイの乗車は5分ほどのもので、昭和4年から営業運転している歴史を感じさせる揺れっぷりであった。
一緒に乗車したおばちゃん3名もなかなかビビっている風であった。この人たちは御朱印集めで各地を回っているそうだった。東京から来ていると言ってて、俺よりずっと遠くからわざわざこんな辺境へ来ているのだな。
ロープウェイを降りて、「中千本」と呼ばれるエリアをぶらぶらと歩いた。道がアスファルトでよく整備されており、それなりに勾配はあっても歩き易い。前日に歩いた長谷寺エリアとは違って、どの店でもクレジットカードや電子マネーでの支払いに対応しているようだった。
街道ではタヌキやフクロウの置物を打っていた。吉野ってタヌキが有名なのだろうか。ちゃんとキンタマも付いていてこだわりを感じた。
ガイドブックを頼りに金峯山寺までやって来た。途中の行程にあった銅鳥居も迫力があったが、やはり仁王門がド迫力である。でかい建造物は良い……。2019年5月現在は、ちょうど修繕工事をしているようで、高所で作業している人が何名か見受けられた。絶叫マシンもそうだけど、乗客よりも整備する人の方が何倍も怖いよな。
それなりに知名度のある場所だと思うのだが、やはり観光シーズンを外れていることや交通の便などが理由なのか、ガラガラであった。まぁ奈良なんて適当に中心部を歩いていても世界遺産やら国宝やらのバーゲンセールだもんな。
中千本をもうちょっと奥まで進み、後醍醐天皇を祀る吉水神社にも行ってみた。
ここは宮司さんが飼い犬に寛容で、犬を連れて参拝できる珍しい神社らしく、飾り付けられている絵馬も大半が飼い主が飼い犬の末長い健康や健脚を願う内容ばかりになっていた。何だか見ているだけで嬉しくて胸がいっぱいになってしまう。
吉野の名産である葛を使った何かを食べておくかと、空いてて景色の良さそうなお店に入り、鴨葛うどん定食を注文した。
この定食にも柿の葉寿司が付いてきて、大変美味しかった。皆が仕事や学業に励んでいる中で大自然に囲まれて食べる葛うどん、美味しいでクズ~。
近鉄奈良駅で降りて東大寺・興福寺・春日大社といったテンプレ観光をする選択肢もあったが、今回のフリーきっぷを使い倒す目的は果たしたし、奈良の中心部を観光するならいつでも出来るであろうと考えて、早めに切り上げて帰ることにした。
吉野から京都までは、急行で1回乗り換えるだけで行けて、土地勘が無くても迷わず行けてありがたい。奈良は大阪・京都・神戸いずれからもアクセスが良く、関西圏の人はあまり宿泊しないという事も、今回現地をあちこち行ってみてよく理解できた。
長谷寺や吉野山は静かで人も少なくて気に入ったので、今度は現地宿泊でもっと色々回ってみたいな~。
あと、2日間とも天気最高だった点も良かったですね。やはり会社勤めしながらだと、旅行で天候に恵まれるかどうかは完全に運任せなのだよな。早期リタイアして自由に天候をこちらが選ぶタイミングで移動できる身になりたい気持ちが強まったぞ。
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