相変わらずKindleセールでアホみたいに買って積んでしまっているので、読んで面白かったやつだけでも感想を残しておきます。
2巻まで刊行済み。
八丈島の近海で飛行機の宅配業を営む女主人公が、幻の「エレキテ島」を求めて彷徨う、海上版『天空の城ラピュタ』といった雰囲気の作品。
とにかくずば抜けてコマ割りと構図が上手く、台詞がほとんど無くても映画のワンシーンのようにストーリーが展開されている点が最大の特徴です。
画力も半端でなく、主人公・御蔵(みくら)の黒髪がただただ美しいというだけで印象に残る絵です。
1巻と2巻の間に6年も経ってたそうなので、本当に完結するのか心配だ。『シャーリー』みたいに、気長に待つしかないのかな。
『スピリットサークル』『戦国妖狐』『惑星のさみだれ』などで知られる水上悟志氏の短編集。
作者らしいSF要素も散りばめつつも、短編ゆえか半分くらいは「オチが無い」話も占める。1番それっぽさが出ているのは中編SF『虚無をゆく』でしょうか。
話ごとに作者による「セルフ解説」がある点も、話の着想を得たきっかけが知れて楽しかったです。個人的にこの人の作品は全10巻くらいでまとめてくれた方が面白くて、あまりに長尺だとダレる気がするので、短編集という形式は意外と合ってるように感じました。
アパートの大家をしているお嬢様ジゼル・アランが街の「何でも屋」を開業し、そこから立場を超えて「子供」である自分と「大人」との違いや、大人になることの意義を学んで行くストーリー。すごく良いです。
上記の作品をKindleで購入済みだと、よくおすすめに挙がる気がします。実際に自分もおすすめで出て来てポチったまま放置していた作品なんですが、もっと早く読めば良かったと後悔しました。先の展開も楽しみです。
萌え系っぽい表紙に釣られて買ったものの、内容はかなり真面目な牧場マンガ。都会の暮らしに憧れて就職した主人公OLが北海道の牧場に飛ばされて、牛糞の香りで毎朝目覚める生活が始まると、なかなかハードです。
田舎ならではの、ご近所さん同士の距離の近さや、自動車免許事情などなど、面白かったです。
ベトナムからの実習生スアンちゃんが性格もストレートで可愛い。『銀の匙』が好きな人にはおすすめ。
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