ariyasacca

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2018-03-25 (日) [長年日記]

[サバティカル]久しぶりのKindle PW、同僚と鉢合わせ

睡眠と天候

  • 前日就寝:02:30
  • 当日起床:09:30
  • 当日天候:晴れ、朝晩の寒暖差が大きい

見に行く予定のライブに備えて、待ち時間用にKindle Paperwhiteを準備する。半年以上振りの気がする。タブレット端末と違って裸で持ち歩いているけど、やはりこのコンパクトさは良いな。

ライブ会場のZepp Nagoyaでは、案の定というか、会社の同僚と鉢合わせてしまった。休暇中は極力こういう機会が訪れないよう注意していたが、これだけ規模の大きい会場となると仕方ないね。「ずっと休暇が続けば良いのにと思ってます」と本音を伝えておいた。

会社の人とは整理番号が離れていた事もあって、Kindle PWで読書しながら開演を待つことに。『Business for Punks』という、俺にしては珍しい、いわゆる「ビジネス本」を読んでいるのだ。Punk IPAっていう大好きなビールを作ってる醸造所の創業者が書いた本なんだよね。今日の待ち時間や移動時間で30%ほど読み進めた。今週中に読んでしまおう。

ビジネス・フォー・パンクス(ジェームズ・ワット)

[メタル]Helloween PUMPKINS UNITED WORLD TOUR 2018 in JAPANの名古屋公演に行ってきた

ドイツで最も有名なメタルバンドの一角に数えられるHelloweenの、オリジナルメンバーが一堂に会した特別なツアー「PUMPKINS UNITED WORLD TOUR」の名古屋公演に行ってきた。世界規模でのツアーとなるため、かなり前からアナウンスされており、無事に興行されて良かった。

Zepp Nagoyaは満員御礼

何せ1990年代に日本でも大ブームを巻き起こしたバンドのオリジナルメンバーが揃う貴重な機会であるため、ほとんどの公演がソールドアウト、東京公演に至っては発売初日の数時間でチケットが掃けてしまい、急遽2日間の追加公演が決まった。札幌・東京・名古屋・大阪の4都市を回って東京4Daysっていうのも、来日ツアーとしてはちょっと特殊過ぎておかしいバランスだぞ。

2階アリーナ席まで含めてソールドアウトした本日のZepp Nagoyaも凄い混雑で、整理番号900番台だった自分は随分と待たされてからの入場となった。チケット代は前売り券9,800円 + 当日ドリンク代500円の徴収。ドリンクはモンスターエナジーを貰った。大して美味しくない。

モンエナを飲み終えて1階スタンディングフロアに行くと、開演30分前にして、既に満員御礼状態で、開演直前には「フロアに入れないお客様が発生しているから詰めてください」と場内アナウンスが流れるほど。いやー、メタル不毛の地と言われる名古屋でこんなにメタラーが集まるとはねぇ。

バンドの歴史をなぞる充実のセットリスト

やはりこの日のハイライトは、本編の先頭を飾った「Halloween」と、1回目のアンコールでトリを飾った「Keeper of the Seven Keys」の、いわゆる「守護神伝」収録の長尺2曲ともをフルタイムで演奏した点に尽きるでしょう。しかもオリジナルシンガーがメインで歌う。これはなかなか見られないよな~。

  • 守護神伝時代のメインシンガーであるマイケル・キスクは、以前にUnisonicのライブで見た時と同様に、どうも所在なさげにステージ上を徘徊していた。
    • Unisonicの時は「まだ勘が戻っていないのかな」くらいに思っていたけど、今回もこれなので、単純にステージングが下手な人なのでは? という気が。
    • しかし、どこまでも伸びて行くようなハイトーンは、やはり絶品で、とくに「Kids of the Century」は演奏するとは思っていなかったので、キスクの歌で聴けて本当に感激した。
  • 現行シンガーのアンディ・デリスは、やや喉の調子が悪いのか、あまり声が出ていなかった印象だった。
    • とは言え、ステージングやMCでは、やはりキスクよりもデリスの方が場数も多いためか、慣れたもの。
    • キスク時代の曲をデリスが歌う場面はこれまでにも多々あったものの、デリス時代の曲をキスクが入って一緒に歌う場面は、今回のツアーならでは。
  • 初代シンガーかつ初期のメインソングライターでもあったカイ・ハンセンは、ギターでも前面に出つつ、歌も絶好調だった。
    • とくに「Starlight」や「Ride the Sky」のメドレーでは、Gamma Rayで歌ってる時よりも良いんじゃないの? ってくらいにかっこよかった。
  • 初期から現在までバンドの頭脳であるマイケル・ヴァイカートは、元々あまり前に出る人ではないものの、今回は特に一歩引いていた印象。
    • それでも、ここぞという場面では、他2名のギタリストとフレーズをハモるために前に出てきて、トリプルギター編成で3人ともフライングVを構えている光景は、なかなか見られないなぁ。
  • ギタリストで最後発加入メンバーとなるサシャ・ゲルストナーは、カイやキスクといった先輩と絡む時には、やや照れというか謙遜がありそうだった。
    • とは言え、幾つかの曲ではソロパートを担当したり、今日のハイライトであった「Keeper of the Seven Keys」でもメインのアルペジオを奏でたり、魅せるべき場面ではしっかり存在感を発揮していた。
  • ベーシストのマーカス・グロスコフは、普段のライブと同様に、職人然と構えていたけど、「Eagle Fly Free」のベースソロパートなど、ここぞというところでは前に出ていて、さすが。
  • ドラマーのダニ・ルブレは、今日のMVPとも言えるほど叩きまくりで、ショウとして大成功だったのはこの人のお陰でしょう。
    • 途中はオリジナルのドラマーにして故人でもあるインゴ・シュヴィヒテンバーグのドラムソロ映像と即興でやり合うプレイで観客を魅了。いやー、凄いわ。

曲と曲の幕間には、謎のアニメーションが挿入され、演奏中もそれぞれのアルバムをテーマにしたと思しきCG映像が流れ、とにかく「金がかかってるな~」と感じられるショウでした。

特別な企画であったためか、ライブ全体も2時間45分と非常に充実した内容であり、1万円前後のチケット代にも納得の行くものです。しかし7公演の全通を目指してる人は、交通費だけでなくチケット代も馬鹿にならないよな……。全公演に入場できる通し券くらいは、ディスカウントで用意してあげても良かったかもね。

【写真】Keeper of the Seven Keys演奏中


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