2017年の11月に送付されて来た健康診断の結果に、「胃が荒れているからピロリ菌が無いか胃カメラ検査を勧める」旨が書かれていたため、朝から胃カメラ検査を受けに病院へ。昨日病院へ行ったのは、事前の診察と検査予約だった。休みだとこの辺のスケジュール調整も融通が利いてよい。
胃の内視鏡検査は、大腸の場合とは違って、前日に下剤などで空っぽにしておく必要は無いようで、一般的な健康診断と大差なく、夜21時以降の食事と当日朝6時以降の飲食禁止だけ言われた。
「麻酔で寝ている間に検査を済ませる方法もありますが、どうしますか?」と尋ねられた時に、興味本位で「意識ある状態でやります」と言ってしまったが、これがなかなかキツくて後悔した。喉に3分ほど含んでおく液体やスプレー状の麻酔をしているため、痛みは無いのだけど、横向きに寝た自分の口にスコープの通り道を設けて、その中をずんずんカメラスコープが進んで行く時の「オエッ」と来る感じが気持ち悪かった。慣れたら鼻呼吸してる間に終わってしまう程度の検査ではあったが。
検査終了後1時間ほどは、喉に麻酔効果が残っていて、唾が溜まって変な感じがしてた。会社でバリウム検査をもの凄く忌み嫌ってる人が居て、毎年の健康診断でバリウム検査を断って自費で胃カメラ検査を受けてるらしいのだけど、下手したら胃カメラの方がキツくないかな……。鎮静剤を投与してもらう方法で受けてるんだろうか。ちなみに鎮静剤なしでも、検査と診断に伴う保険内自己負担額が1万円近くかかったので、僕はこれなら毎年バリウム検査で良いわと感じた。
長期休暇に入る前、同僚から「きっと1ヶ月もしたら仕事したくなって来るよ」と散々言われたものの、バリウムと胃カメラの話で思い出すまで、職場の事は完全に頭から消えていたし、働きたい意欲も無かった。休みに入って最初の1週間くらいは、部下の1on1とか他の人に任せてしまったけど大丈夫かなぁ、くらいは考えていたのだが。Facebookの情報を完全シャットアウトしている要因が大きい気がする。仕事との接点が完全にゼロなので、本当に何も気にしていない状況が続いている。
年初に属人化は悪なのか?:さくらインターネットという記事を読んで、同意しかなかった。仕事を思い出してしまったついでに書いておく。
自分が特に共感したのは、次の部分だ。
一方で、この組織体制では1人のスキルの高いエンジニアに複数の開発プロジェクトが依存するケースが起こり得る。極端には、1人の“職人技”でサービスの設計から実装までできてしまうのがソフトウェア開発の世界だ。こうした「属人化」は、社内にノウハウやドキュメントが残らない、秘伝のタレ的なソースコードが負の遺産として残るなど、一般的には悪いこととされている。エンジニア組織の変革を進める中で、江草氏はずっと、この属人化の課題について考えてきたという。はたして、属人化は悪いことなのか――。
江草氏がたどり着いた答えは、「属人化を排除するのはよくない」だ。少人数のエンジニアが開発したものが大規模に普及している現実がある。エンジニア不足と言われるが、画一的なスキルをもったエンジニアを大量育成するのはハードウェアを製造する工場のやり方の踏襲だ。「複製できないハードウェアと違い、少人数でも大量生産してばらまけるのがソフトウェア。組織の中で、エンジニアのスキルの分散を減らして同じことができる人材を増やすのではなく、逆に、スキルの分散を許容していくべき」と江草氏は説明した。
「隣りのチームが担当してる保守作業やリリース作業を、色んなチームでもできるようになりましょう」みたいな目標は、一見すると正しいことを言ってるように聞こえるので、どうしても反対意見が出づらい。
しかし、こんな手順書さえあれば誰でもできるような仕事を皆で担当できるようになったところで、プロダクトの品質が上がったりユーザーに価値が提供できるんだろうか。しょうもない手作業なんて、冗長化を目指すよりも自動化を目指すべきではないのか。ソフトウェアエンジニアの育成方針は、スペシャリストとしてのスキルを伸ばして行くべきであって、スキルの均一化が目的であるなら、自分が管理職として部門に貢献できることは無いし、やりたくない。そこそこの作業がそれなりにできる人ばっかりになったとして、給与査定はどう説明するんですか? 差別化こそが競争力や評価の源泉では?
ということを上長に向かって言い続けた10月~12月だったため、4月に復職した時に僕の椅子が残っているのか心配です。
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