ariyasacca

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2013-12-04 (水) [長年日記]

[雑記]Kindle Paperwhiteで『獣の奏者』を完結編まで一気読みした

こないだ購入したKindle Paperwhiteを持ち歩いて、ページ合計1,800ページ弱の大作ファンタジー作品である『獣の奏者』シリーズを、『I 闘蛇編』から『IV 完結編』まで読み終えた。普段はファンタジー小説って全くと言って良いほど縁が無いんだけど、とても面白かった。確かどこかのブログで絶賛されてるのを見て、自分のほしい物リストに突っ込んだまま何年も経過していたんだったと記憶している。ようやく念願叶って電子書籍版で読むことができた。

読書の時間には、主にライブ遠征移動中の新幹線車内や列車の待ち時間、関東私鉄での移動中などを利用した。『I 闘蛇編』は紙の本よりも大幅に安かったから迷わず購入したんだけど、後半の2冊は紙とほぼ同じ値段だった。けど続きが気になって思わず旅先で1-Click購入してしまったという……。何という出版社の思惑通り。

『獣の奏者』感想

リョザ神王国。闘蛇村に暮らす少女エリンの幸せな日々は、闘蛇を死なせた罪に問われた母との別れを境に一転する。母の不思議な指笛によって死地を逃れ、蜂飼いのジョウンに救われて九死に一生を得たエリンは、母と同じ獣ノ医術師を目指すが――。苦難に立ち向かう少女の物語が、いまここに幕を開ける!

  • 宗教的な拠り所である「真王」を中心として成り立つリョザ神王国を舞台とした架空世界が舞台。
    • 血を重んじる真王の継承制度が、日本人としてはどうしても皇室制度を想起する。
  • 真王を象徴する獣と言い伝えられる「王獣」を巡る、人と獣の物語。
  • 犬や猫と暮らしていると実感する、以心伝心になれた気がしていても、ふとした出来事がきっかけで、「やはり人と獣の間にはどうしようもない溝が存在するなぁ」と思わずには居られない人側から見た葛藤を、架空の世界・架空の生き物を通して生々しく描いている。
  • 『I 闘蛇編』『II 王獣編』までの壮大な絵巻のような読後感と、『III 探求編』『IV 完結編』の次々と伏線を消化して行く謎解きのようなストーリーとで、随分と印象が違う。
    • 元々は『II 王獣編』で完結していた物語だったものが、読者のアンコールに応える形で数年後に再開されたらしい。
    • 完結までに次々と明らかにされる謎の多くが後付けで考えられた設定なんだとしたら、この作者の創造力は凄まじい。
  • 好きなキャラクターは、誰か1人選ぶとしたらジョウンおじさんでしょうか。
    • 主人公エリンには、実母ソヨン、ジョウンおじさん、エサル先生と、物語を通して親が3人居たと思うのだけど、どのキャラクターもそれぞれの接し方でエリンを大切に想っていて、泣けてしまうよね。

小説のファンタジー作品は国内外ほとんど読んだことが無いし、映画も余り見ないから、僕自身のファンタジー原風景っていうのは専らコンピュータゲームの世界で、『ファイナルファンタジー4』『ファイナルファンタジー5』『聖剣伝説2』といった、かつてのスクウェア作品群なのですよね。あとはジブリ作品くらいでしょうか。

久々にファンタジー世界を舞台としたRPGで冒険したくなった小説でした。

獣の奏者 I闘蛇編 (講談社文庫)(上橋菜穂子)

Kindle Paperwhite感想

けっこうガッツリと読書行為にKindle Paperwhiteを使ってみたので、その感想も書いてみます。

  • とにかく軽い。軽さは正義。
    • もう圧倒的に軽いお陰で、片手でもばっちりグリップ出来る。関東で割と混んでる電車に乗った時も、立ちながら余裕で読書出来た。紙より便利。紙の本を片手で開きながら読むと、手が攣りそうになるからね。
    • 先代からKindle Paperwhiteを使ってる人達の言う通り、ケースは要らないですね、これ。最大の魅力である軽さが相殺されてしまうので、ケース無しで持ち歩くことに決めました。
  • 目も特に疲れませんね。紙の本みたいに経年で黄色がかってくる心配が無いのも良い。
  • バッテリーの持ちは、まぁそれなり。ずっと読書に使うなら、1回のお満タン充電で数週間なんていうのは夢物語ですな。
    • もちろん、液晶画面のタブレットで読書してるよりは、ずっと持つんだろうけど。
  • 数百ページ連続して読んでいると、段々とモッサリして来る現象に3回くらい遭遇した。
    • 電源ボタン長押しで端末再起動すれば直って、またサクサクの動作に戻るのだけど、これはこういうものなんだろうか。
  • 小説では「今どの辺りまで読んだ」っていう事の認知が大事だと思ってるんだけど、これだけはやっぱりKindleの「何%」って出ている表示よりも、紙の本の方が直感的ですねぇ。しょうがないんだけども。

ということで、Kindle良いっすよ!

他の小説も安くならないかな!

Kindle Paperwhite (第6世代) ―Wi-Fi(-)


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