うちで取ってる地方紙の朝刊だと、この会見の部分で掲載されていたのは「マスコミに介入する気もない。1人1人を守っていくために感謝されこそすれ、非難されることはない」を訂正します、と云うやり取りのところだけなんだよね。
全文で読むと、会見の趣旨は、もっと違うところにあったように見える。
民主党政権はグダグダになりつつあるけど、会見のオープン化は一つの成果と思えるね。
和歌山県・紀伊半島に位置する、古来からの信仰深い土地“熊野”。浄不浄を嫌わず、黄泉の国との謂れもある熊野三山―熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社―の神々には意外な逸話が隠されていた…。伝承にまつわり一寸の「?」から歴史を辿る桑原崇と棚旗奈々の旅路は、故郷を捨てた悲しい運命を生きる神山礼子と共に、熊野が孕む深遠な謎へと迫っていく。
熊野三山の、正しいとされる参拝順の理由や、格の高い社は3つのうちどれか、などなど、南紀を舞台に歴史の謎を検証する話。
QEDシリーズは、いつもはレギュラーキャラである棚旗奈々の視点で物語が進むのだけど、今回は神山さんと云う第三者の視点を通して語られるため、桑原崇と棚旗奈々の事実上おしどり夫婦っぷりが面白く描写されている。
ちょっとした叙述トリックも仕掛けられているけど、あくまでも熊野という土地の検証がメインという感じの、シリーズの中では短めのボリュームだった。
自分も2009年に熊野観光へ行ったのだけど、この作品を読むと、熊野という土地について、またちょっと違った見方ができて面白いですね。
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