伊藤博文から福田康夫までの歴代首相について、行った政策や引退後の末路をまとめた本。
戦前・戦後のエピソードを多く知ることができて勉強になった。
今がどんな感じか知らないけれど、僕らの中学・高校時代の教科書では、「日本が宣戦布告して真珠湾を攻撃して、第二次世界大戦に参戦しました。ラジオから流れた玉音放送でこの戦争は終わりました」くらいにまとまってしまっていて、詳細をほとんど習わなかったんだよなぁ。
昭和史を辿ると、首相を務めた人たちは、おしなべて開戦回避の努力をした人たちが多いんだよね。もうちょっと僕らの時代の教科書でも紹介して欲しかったな。暗殺された人が多いことも全然触れないし。
戦前や戦後といったキーワードで思い出したので書いておくけど、ウィキペディアの第二次世界大戦に関する項目は異常に充実していて本当に面白い。僕は日本の近代史をまともに習ったことが無いので、部屋酒の肴にちょくちょく読んでる。欧州の細かい戦況も日本語で読めるところがありがたい。
ときどき日本語版ウィキペディアを「アニメやマンガ関連の項目が多過ぎる」と嘆く人が居るけど、歴史や自治体に関する項目を良く拾い読みしている限りでは、これらの話がノイズとして入ってきた経験はほとんど無いけどなぁ。だいいちアニメやマンガの項目が多いと誰かが損をするんだろうか。
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