オレは森永卓郎氏の意見は何を読んでも首を傾げたくなるものばかりだと思っていたんだが、今日読んだものは自分の意見と近しいところがあった。
会社が新入社員を迎える時というのは、入社してくる本人が思っている以上に色々なところに金が掛かっているものだ。社内の人に教育役をやらせるコストだって馬鹿にならない。それが1年やそこいらで辞められてしまったら、とんだ赤字ということになってしまう。総務とか人事の人達も楽じゃないよね(大抵、他所の部署からは「楽だ楽だ」と言われているけれども)。
社畜志向の強いオレとしては、以下の箇所だけ違和感を持ったかな。
会社というのは、授業料なしで最も実践的な勉強ができるビジネススクールだと思えばいい。タダどころか、給料までもらって、教えてもらえるのだから、係長の愚痴ぐらい大したことではない。ひょっとすると、その愚痴から会社組織の人間関係や心理が読みとれるかもしれない。
こういう考え方だと、「もっと質の高いことが学べて、おまけに給料も良い会社が見付かりましたので辞めます。今まで勉強させて頂いてありがとうございました」もアリなのだろうか。オレとしては、奉仕し甲斐のある会社がいいのだが。
ところで、記事中で使われている画像が、どう見ても、毎日通勤電車で眺めている某派遣会社の広告で使われている写真なんだけど。これはあれか、「この会社は離職率が著しく高いビジネススクール、いやむしろブラック」という無言のメッセージか。
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参号館 日記(ariyasacca)
自分のことを第1に考えない人間はいないと思うのです。<br>それだけです。
私は組織が存続してこその個だと思っています。単に帰属意識の違いでしょう。