アマゾンでやたら売れていたので、博士の異常な健康という本を買って読んでみた。
ここら辺が興味深かった。自分を実験台にして書いているところに好感が持てる。
青汁でも始めてみようかなと。
夜は地元で友達4人集まって飲み会ということで。僕の希望で、常滑市に新しく出来た焼肉屋「まるせん」へ。レバ刺しが品切れだったところにガッカリしつつも、トロホルモンが大変美味しかった。
集まった中で1人は既婚なのだけど、彼の家で生まれて4ヶ月になる赤ちゃんを見せてもらった。4ヶ月にもなるとすっかり髪も生えるんだなぁ、まだ手が小さいなぁ、と思いながら寝ているところを触って、大変かわいいと感じた。
遠巻きに見ていて子供がかわいいと思う感情と、取捨選択をして子育てを覚悟することには、ものすごい壁があって、例えばこの友人は月々のお小遣い10,000円*1で暮らしていて、近頃は独身の頃あれだけ愛でていたバイクを人に幾らで譲りたいといった台詞を漏らしている。
月々のお小遣い10,000円の生活は、やれば出来ないことはないだろうが、率直に言って、やりたくない。
*1 嫁さんが出産を機に仕事を辞めたのと、実家住まいでないという事情はある。
冬期オリンピックの競技種目として馴染み深い、スキージャンプを舞台とした作品。
フィンランドの鳥人と呼ばれる金メダリストに匹敵する才能を持つと言われる日本人ジャンパー楡井(にれい)が毒殺されるところから物語は始まる。容疑者とされるコーチ峰岸はすぐに逮捕され、以降は「峰岸が何故楡井を殺さなければならなかったのか?」といったフーダニットに主軸を移して行く。
終盤に明らかにされる峰岸が殺人を意図した「動機」、これが非常に人間臭く秀逸だと思った。痴情のもつれとか金が必要だとか、そういった型通りのものではなく、「なるほど、これなら殺意を抱いてもおかしくない」とポンと膝を打ってしまうような、誰もが持っている素直な感情だ。楡井のキャラクタも「天才と馬鹿は紙一重」を地で行くようなところがあり、そこがまた殺意の対象となってしまったのかなと感ぜられる。
もちろん東野圭吾の作品なので、動機解明後もびっくりするような展開が待っている。また、物語中で徐々に姿を表す「鳥人計画」、これも氏の作品『変身』や『パラレルワールド・ラブストーリー』などと同様に、人間の脳って面白いなと思ってしまう、魅力的な計画である。
「これは棒の手紙です。この手紙をあなたのところで止めると必ず棒が訪れます。 二日以内に同じ文面の手紙を五人に出してください」
本書はミステリ作家の折原一が、青沼静也名義で出版したホラー小説である(であった)。文庫化にあたって作家名を明らかにし、折原一名義となっている。
僕は折原一がかなり好きなので、「これが折原一でなく青沼静也という作家の本だと思い込んだまま読んでいたらどう感じただろうな」と思って読み始めたのだが、死体が見付かった時の「匂い」の描写や毎度お馴染みの「思い込みの激しい登場人物達」などなど、どう見ても折原一です。本当にありがとうございました。
冒頭のような「不幸の手紙」ならぬ「棒の手紙」が流通し、手紙を受け取ったのに他の五人に手紙を出さなかった人のところには「棒」が訪れ、殺されてしまう・・・といったお話。
元々折原一の作品はホラー的な要素も多分に含んでおり、わざわざ本書『チェーンレター』だけがミステリでなくホラーを謡う理由はいまいち良く分からないところだ。人物の視点が目まぐるしく変わり、読者が翻弄されている内に衝撃の真相が明かされる・・・のがいつものパターンなんだが、今回は少々「外した」感がある。
ディープな折原作品の読者であれば、作中において肝となる二人の女性のことはあっさりと分かってしまうだろうし、その予想を覆すような酷い叙述トリックを期待してしまうところなんだが、何だか尻すぼみな印象は拭えなかった。というか、この超科学的なオチはどうなの? ここら辺が論理的に説明をするミステリではなく、ホラーということ?
「折原一の小説」と期待して読むと、少々残念な評価となってしまう一冊。
マリオカート部の歴史は比較的長くて、2006年3月の Google 有志による「DS Lite 発売記念、徹夜で行列OFF」がきっかけです。これはドラクエ3の徹夜行列に憧れたナナロク世代を中心に行われました。そして、その翌4月、第1回マリオカート大会が裏のファミレスで開催されました。予定では閉店まで走り続ける予定でしたが、24時間営業と知り、終電をもって閉幕となりました。それから、社内の会議室に場所を変えて、延々と走り続けています。
何というフリーダム。
マリオカート部のある社内風景、大変うらやましいと感じます。8人対戦とか一度で良いからやってみたいものです。
マリオサーキット1(SFC版スーパーマリオカートの最初のコース)のタイムアタックで48秒台とか、マリオカート部のベストタイム、あり得ない速さなんですけど・・・。と思ったら任天堂公式タイムアタックで40秒切っている動画がありました。あなたが神か!?
今日は会社を休んでEee PCの改造をするんだ! すごい! (C)レーサーミニ四駆
やりたいことは、標準1GBメモリの交換と、SSDの長寿命化に効果があると言われる、一時書き込み領域用のRAMDISK作成。
まずは交換するメモリの選定。
これについては、EeePC 900シリーズ Wikiの動作メモリ報告ページを参考にして、トラブル報告の少ないTrascend JetRam DDR2-667/JM667QSU-2Gに決めた。
バッテリを外した状態のEee PC本体の裏側の蓋を開けて、購入したメモリをぶっ挿す。
ノートマシンのメモリ交換って初めてやったけど、デスクトップマシンと違って、あんまり力入れなくてもカチッとはまるのね。
バッテリを繋いで、BIOSからメモリを認識していることを確認。蓋を閉めて交換作業完了。
メモリの一部をRAMDISKとして割り当てる方法は、4Gamer.netのWindows XPを頑張って軽快にしてみるという記事を参考にした。
Eee PC700シリーズ向けの解説のようだけど、Eee PC901にもそのまま適用可能だった。スクリーンショットが多くて、大変助かる記事だった。
Firefoxのキャッシュフォルダの設定方法は、この解説記事を読むまで知らなかったんだけど、user.jsに記述して再起動したFirefoxのabout:conifigを見てみたところ、確かに設定値が書き込まれていた。ブラウジングしているとZドライブにCacheフォルダが作られていることも確認できた。
作業を終えて使ってみて、目に見えて何か変わったかというと、別に無いんだけども。もともとネット用途でしか使ってないので、標準メモリ1GBで、キリキリ言ってた訳でもないし。
5,000円弱の費用 + 1時間弱の作業で、プライマリディスクの長寿命化が期待できるなら、なかなか良いんじゃないかな。つーかメモリの価格が暴落し過ぎ。もし費用が10,000円かかるんだったら、やらなかったと思う。
費用についてはアマゾンで購入した価格(4,980円)の話なので、電気街に出向けば、もう少し安く上がるかも。僕はいかなる時もアマゾン様を信頼しているので、わざわざ汗をかいて100円でも安い店を探すことは、やらなかったのだ。
ストリートビューに関連して、グーグルを信頼できる・できないといったことが話題だけど、グーグルなんざ比較にならないくらい僕はアマゾン様を信じています。ウィッシュリストが晒されたってキニシナイ!
使える時に申請しなければ、どうせ年度末になる頃には使い切れない消えてしまうので、がばっと申請した。
思考停止で水曜休み。
このところ使っていたワイヤレスマウスの調子が悪かった(シングルクリックのつもりがダブルクリックとして認識される)ため、ややストレスを感じていた。マウスが思い通りに動かせないとネットライフの楽しみも低減である。
ということで買い替えた。
これまで使っていたのもロジクール製の軽め・小さめのワイヤレスマウスで、似た感じの製品をAmazonで探して適当にポチった。
購入価格1,500円弱でしたし、まぁまぁ満足しています。
今年はお盆休みも設定しておらず、カレンダー通りの進行でどこにも遠出していない。外もバカみたいに暑いしエアコンを効かせて部屋でアニメを見るくらいしかやることが無い。
2024春アニメでは案の定ABEMA独占配信だった『ささやくように恋を唄う』を途中で脱落してしまった。原作めちゃくちゃ好きなのにつらい。最新話1週間しか無料配信されないなんて追いかけられないに決まっている。百合の間に挟まる独占配信は絶対にゆるさんからな。
この夏アニメではAmazonプライムビデオにも「最新話のみ配信」形式の作品があって先々が不穏である(どうせ追いかけられないからこういう配信形式の作品は見ていない)。「dアニメには課金したくねぇ……」と日々怯えながらAmazonプライムビデオで試聴している2024夏アニメの感想を書く。
個別に感想書かないけど連続2クールの『夜桜さんちの大作戦』と『狼と香辛料』も引き続き視聴中。ただ未視聴エピソードが若干たまり気味。
原作情報や事前知識は全く無しで見始めた。90年代J-POPシーンの小室ファミリー直撃世代おじさんなのでEDテーマがhitomiのLOVE 2000カヴァーだったところに釣られてしまった感が強い。hitomiで1番好きな曲は『by myself』です。
で、この『負けヒロインが多すぎる!』は、テンプレルートで幼馴染などから選ばれず負けてしまったヒロインがテーマの青春ストーリーらしい。クレジットされる製作委員会の名前を見るに略称は『マケイン』のようだ。とにかくOP映像のカラフルでポップなセンスが凄い。ソニーグループの総力を感じる。ED映像がまるで実写で路面電車が走っていて気付いたけど、物語の舞台は愛知県豊橋市なのだな。ちくわ齧ってるヒロインもおったし、茶請けとしてブラックサンダーも登場するし、町興しアニメでもあるのか。
とにかく『この美』『リコリコ』で見慣れた、いみぎむる氏の原案によるキャラクターが大変可愛らしく、氏にとって癖らしいデコ出しの子は今のところ見当たらないが、個人的にこの人のキャラデザの魅力は癖っ毛の子の髪ボリュームが、ストレートの子との対比でモッコモコなところがとても良いと思っている。負けヒロイン3人とも癖毛で嬉しい。そういえば髪で思い出した、ストレートヘアーの美人先輩が「美人だな~」と見ていたらキャスト種﨑敦美さんだった。全然気付かなかった。この人の引き出しが多すぎてこわい。
主人公の温水くん、「水道水の味ソムリエ」みたいな、いかにもライトノベル主人公っぽさがあって痛々しくてよい。八奈見さんはいつも食ってるし(何でこの子スタイル維持できるんや)、小鞠ちゃんはデュフデュフ唸ってて陰キャ過ぎるし、ラブがコメるとしたら檸檬ちゃんルートしか無さそうに見える。原作知らないので先の展開が読めず、コメらないまま最後まで行くのかどうかも楽しみにしながら見ている。
言うほど負けヒロイン多くないし、ヒロイン30人以上出て来てまだ1人も負けてない『100カノ』の狂気があらためて意識される作品名であるが、夏の入道雲やセミの鳴き声、部活メンバーで行く海水浴に花火と、高校生の爽やかな青春(存在しない記憶)を美しい映像と音楽で存分に楽しめる。おすすめ。何で俺はソニーグループの作品にここまで感動しているのに株主じゃないんだろう。そういうとこだぞ。
【パリイ】といえば、スーファミおじさんにとっては『ロマサガ』シリーズでお馴染みの敵の攻撃を弾く地味な技なんだけど、完全にタイトルで興味を惹かれてまんまと見始めてしまった。思った以上に面白くてそのままコミカライズも全巻購入し、アニメと並行して読んでいる。
「なろう」系も成熟して多くの中年層に支持されているのか、最近よく見る「自信の無いおじさんが実は強い」系の展開で、主人公ノールは剣戟スキルのパリイ含む、あらゆる属性の最低クラスのスキルしか扱えない無才冒険者としてひたすらパリイを磨き続けていたら「今のはメラゾーマではない…… メラだ……」の領域に至ってしまった話。
コミック版でもアニメ版でも、ノールの朴訥とした性格が好ましく、自己評価の低さと周りからの高評価ギャップでアンジャッシュ系ギャグが発生しつつ安定して面白い。アニメ版では少年時代のノールが丁寧に描写され、一方でコミック版ではギルドのシステムが細かく解説されており、相互補完できる形で楽しめている。
リーンやイネスといった女性陣からの好感度によってはラブコメルートに入れそうなのに、この手のフラグも無自覚系パリイおじさんが全てパリイしているのが面白いところである。そこはパリイするなよ。ノールの声を担当している濱野大輝さん、あまり今まで意識していなかった声優さんであるが、名バイプレイヤーのオーラをひしひしと感じるいい役者さんで役にハマってるなぁと思う。俺は実はすごいと思い込みたいおじさんにおすすめ。
話題作のアニメ第2期で、1期に続いてとても映像化が楽しみだった作品。原作通読済み。最強アイドル「アイ」の死因を探るべく、アクアが2.5次元舞台の演者として芸能界のコネクションを広げて行く。
マンガ作品の映像化・舞台化におけるすれ違いを題材とする2期でキーキャラクターとなる鮫島アビ子先生の演技がとても素晴らしく、エキセントリックな天才型の作家として完全に原作の声がする。アビ子先生の師匠筋である吉祥寺先生との湿度高めな関係性もいいし、「ヒトリニサセネーヨ!」以来まったく期待されていなかったメルト君が役者として圧倒的努力する姿で吉祥寺先生の目にハイライトが戻る展開もエモくていい……。原作を別メディアに変換する難しさをテーマにしている上で、敢えて本作アニメ版『【推しの子】』は2.5次元舞台のところを原作比で大胆にアレンジする構成となっているのも挑戦的な作り込みと言える。『【推しの子】』原作者側は映像化でのアレンジ改変を許容してるってことだもんね。
僕は圧倒的アクあか派なので、後方ビジネス彼女面してるあかねちゃんと、負けヒロインムーブが止まらないかなちゃんがバチバチにやり合ってるシーンが多いところも2期はたまらないですね。さらっと舞台俳優が女優を食いまくってるところを匂わせて行くブラックさも『かぐや様』に通ずる、赤坂アカみの本領だよな~と思ってしまう。
本作は楽曲面でも話題が多いのだがEDテーマが重めのディストーション効かせたシューゲイザーサウンドでびっくりした。歌声に聞き覚えがあるなと思って楽曲提供の羊文学ってバンド名で思い出したけど、『呪術廻戦』の2期でもED歌ってた人たちか。あの時はこんなにダウナーじゃなくもっと爽やかだったじゃん。アニメ『【推しの子】』はEDテーマのイントロに入って行くところの演出が上手すぎるね。
Webマンガメディア「ジャンプ+」でインディーズ連載(単行本化がされない)扱いから正規連載枠を勝ち取り、とうとうアニメ化まで行った成り上がり作品。これだけで少年マンガみたいなバックストーリーであるが、作品としてはブラック企業で疲弊した珠子(たまこ)が猫たちの営む「ラーメン赤猫」に再就職し、人間性を取り戻して行く癒しと再生の物語。
映像が不思議な感じだなと思いながら見ていたが、どうも3Dモデルを使ったアニメーション制作になってるようだ。『ガルクラ』に続き本作『ラーメン赤猫』もそれほど苦手な感じのしない3D CGアニメーションという印象で、常連さんたちも一度つくったモデルを使い回せる強みなのか、カメラ長回しで「いつもの人たち」がくつろいでるカットが多く入ることで、ちゃんと店が「存在して客に愛されてる感」の醸成に寄与しているように思う。
いくら何でも文蔵さんの声イケボ過ぎるだろうと笑ってしまうものの、ハナちゃんはツンデレのプロが喋ってるし、珠子とクリシュナはどちらも癒しボイスで、製麺室の会話を永遠に聞いていたくなる。映像化されて気付いたけど労働猫たちの肉球があまりに綺麗すぎる。一方でクリシュナの肉球は歴戦の勇士みたく真っ黒くなってるし、製麺やってる担当と接客や餃子といった別工程担当との違い故なのか……?
ラーメン赤猫の面々が揃って働き出す時の弦楽器で「デデデ♪ デデデ♪ デデデ♪」って低く響く劇伴がめちゃめちゃ好き。しかしショートアニメ枠になると思ってたのにフルの尺で毎回マンガのエピソードを複数拾って映像化してくれるの嬉しいな。迷惑系ユーチューバーが来店した時のコメント欄に「おっぱいデッッッ」的な下衆コメント流れるやつも検閲されると思ったらそのまま使われてて、丁寧に原作再現してくれて好印象。犬派だけど毎週見て癒されてます。
原作ゲーム(インディーズゲーム?)はカルト的な人気があったらしいことは知っているがどんな内容だったかは事前知識なしで、制作P.A.WORKSだし「食育アニメなのかな?」と見始めた。
性格クズだった神様サクナヒメが神様たちの住処を追放され稲作に勤しむという、思ってたんと全然違う話だった。大空直美さんって人の演じるキャラを「のじゃロリ」造形しか知らない気がしていて、サクナヒメもやっぱりそんな感じじゃねーか! 1話で可愛かったココロワヒメなるキャラがサクナヒメ追放後まったく再登場しないのが悲しいが、無駄に細かすぎる稲作描写、炊き立てご飯の美味しそうなところなどなど、見所は多い。
どんなゲームか原作を知らないのだけど戦闘シーンでサクナヒメが披露している羽衣アクションが『ゼルダ』のフックショットや『海腹川背』のラバーリングみたいで楽しげに見える。田右衛門って人だけ手塚治虫のマンガ世界から飛ばされてきたのかって顔しているのも地味に面白い。気が付くと舌を出してるタマ爺がポケモンみたいで可愛いし、アシグモはかっこいい。そして何よりクズだったサクナヒメ様の圧倒的成長ぶりよ。米は力なんじゃよ。
週間少年ジャンプ本誌にて連載中の、足利氏から逃げて逃げて逃げ続けて鎌倉奪還を目指す北条時行様の再起を描く歴史もの。
にわかの僕でも名前を覚えてしまう制作スタジオCloverWorksだった時点で期待しか無かったが、期待を上回る素晴らしい映像化になっている。マンガ作品のアニメ化って髪色や瞳の質感が「コレジャナイ」になることが多々あるのだけど、本作『逃げ若』ではそういった違和感が一切感じられず色彩設計が素晴らしい。OP映像やED映像もカラーセンスの爆発した完成度になっている。こういう曲の歌詞がちゃんと画面に流れるアニメ作品、ものすごく久しぶりに見た気がする。
時行様の声はド新人の人が担当しているそうだけど、天真爛漫かつ芯のある声でピッタリ合っているし、何より物語序盤の狂言回し役としてストーリーを転がして行く諏訪頼重を担当する中村悠一さんが変態的ですごい演技である。
遠くからカメラが写している間はのっぺらぼう描写でそこからズームして行くと急激に細かい表情が現れて「何これ!?」となるような凄まじい作画で、時行様がちょっとえっちな表情になって嬉しそうに逃げ回るアクションシーンはものすごい完成度になっているし、歴史ものだけに当時の人権を無視した凄惨描写も原作からナーフされるどころか一層激しくなっている。血しぶきの量の多さよ。
松井優征氏に特有な強いデフォルメを利かせた一癖も二癖もあるおじさん達のパーツ(目玉や耳など)の気持ち悪さも映像化で拍車がかかっており、ありがとうCloverWorksと感謝の正拳突きが止まらないアニメ化である。原作よりもこっちのアニメ版の方が見易いまである。大変おすすめ。
冴えないサラリーマンのタクマ君が中古で買った家電ロボットのミーナちゃんと結婚する、すこしふしぎ作品。アニメ化を知ってからKindleで買ったまま積んでいた原作を読んだ。
「感情がない」ミーナちゃんの声はどんな感じになるんだろうと予想できなかったが、初音ミクっぽい喋りだった。稲垣好さんってあまり知らなかったけど『Do It Yourself!!』のせるふ役やってた人なのか。原作はとにかくタクマ君の好感度が異常に高いのだけどアニメ版も冴えない好青年でいい感じである。あとタクマの妹あかりちゃんが声ぼっちちゃんなの天才的キャスティング過ぎる。タクマくん一家は全員ほんと好き。
アニメーション制作を担当している手塚プロダクションの手塚ってあの「手塚」なんだろうか? だとすると『僕の妻は感情がない』も確実に『鉄腕アトム』や『ドラえもん』の系譜に連なるロボットと人間を描いた作品ではあるから、何だかエモい気持ちになる。いや手塚プロダクションにどれくらい手塚治虫氏の関係者が在籍しているのか僕は知らんのだけど。
アニメから入った人にもまじで原作がおすすめ。マンガの方がミーナちゃんやスーパーミーナが可愛いくて癒されるぞ(効果には個人差があります)。
ムチムチした女の子が大勢登場する生徒会ラブコメ。原作のことは全く知らなくて事前情報なしで見ている。略称は『ロシデレ』らしい。ロシアと各国の関係性が微妙なこの時期によくアニメ化できたものだ。制作はずっと前から進行していたろうし公開タイミングに不幸があるのは仕方ないか。
テンプレ主人公席に座る政近くんが、言動の何もかもがラノベ主人公っぽい印象がある。ラノベ読む習慣が無いけど『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』比企谷くんの造形を思い出す。
とりあえず映像が美しく、かつ端々でマニアックなフェチ(太ももや水道水を飲む口など)が感じられるから継続視聴しているのだけど、これ「時々ボソッとロシア語でデレる」じゃなくて「時々ボソッとロシア語で本音が漏れる」なのでは? と思っている。いや別にいいんだけど。ED曲は毎回カヴァーで変わる構成なんだろうか。懐古おじさんをターゲットにしている。気がする。
消息不明となった父親を捜すため日々単身でダンジョンに潜るクレイが、ダンジョン最下層の管理人にスカウトされるダンジョンお仕事アニメ。近日アニメ放送開始と知り先にKindleで買ったまま積んでいた原作コミックを全巻予習した。
マンガではむしろ背景や壁が省略気味でシンプルだった分、アニメ版では情報量が増して見える。あと動いて喋る管理人のベルが原作の5割増しで可愛くなってるね……。原作では君もっと残念な子だったろう。
僕は宝箱担当の同僚であるドワーフのランガドさんが好きなんだけど、なかなかイメージ通りの声でよかった。ゴーレム君たちも可愛らしい動きをしていてよき。
ジャンプ+で連載中、えっちなコスプレ撮影をテーマにしたお色気作品の皮を被った熱血スポ根コスプレ戦隊作品。原作読んでいる。が、何だかアニメ版はキャラクターデザインや色使いが若干エロゲっぽい方向性の気がする。
主人公の奥村先輩の声が榎木淳弥さんで、「ジャンプ系作品でよく起用されるけど声が想像でき過ぎて今回のキャスティングは解釈違いでは……?」と若干不安があったが、実際には厄介オタク演技や早口ツッコミがバッチリとハマっていて適役だった。正直スマンカッタ。ED映像など、いかにもリリサとみかりんのダブルヒロインラブコメに偽装しているが、2クール目からは仲間も増えてきて本来の姿である熱血スポ根コスプレ戦隊のアツい曲に変わって行くのだろう。俺は詳しいんだ。
とにかく作中作『アシュフォード戦記』と人間関係をリンクさせた展開が巧みで、初期のエロコスプレ路線からいつの間にか転換していた熱血路線がひたすらアツい作品。2クール目が今から楽しみ。オタクに優しいギャルが出てからが本番。こんな青春を送りたかったな(存在しない記憶)。
現代からの転生要素ほぼ要らない職人お仕事作品。コミカライズ読んでいる。魔法の力で生活や冒険をちょっと便利にする「魔導具」を作る女性職人としてダリヤが健闘して行く話。
ダリヤが婚約破棄され騎士団とツテができて仕事を受注するようになってからが本番なのだけど、アニメ版ではそこに至るまで随分とゆっくりストーリーを展開させた印象。あと北朝鮮の制作会社が同アニメに関与した部分を国内で作り直しといった報道が先行していて、その影響なのか、時々残念映像になってしまう箇所がある。好きな作品だけに、かなしい。
キャスティングは全体的にとても合っているように思うし、ダリヤの生活で拠点となる「緑の塔」もマンガよりもスケールを感じられて映像化の恩恵を受けているのでがんばって最後まで制作が進んでいて欲しいところ。マンガではとくに気になっていなかったダリヤの肩だしノースリーブのメイン衣装、アニメだとドスケベに見えてしまうのは僕の心が汚れているせいなのだろうか……と思わずうつむいてしまった。登場人物がみんな酒(ワインやエール)を好きなのが見ていて気持ちいいのだ。酒が無いと仕事なんてやってらんないよ。
現代と繋がった異世界からやって来て現代のジャンクフードが美味し過ぎて痩せられないぽっちゃりエルフさんがダイエットを頑張るコメディ。原作コミックは確か2~3巻までは読んでいる。
尺の短いショートアニメだったのは知らなかった。「ここまでぽっちゃりだったけ!?」と自分の記憶を疑うレベルでムチムチなので、1話視聴したところで一旦止まっている。原作ここまで太くねぇって!!!
魔法学校系ファンタジー。原作の情報をまったく知らないが映像美に魅せられて視聴決定した。「魔法至上主義と種族間差別」「天才幼馴染に再開するため努力する落ちこぼれ」などなど、どこかで見たテンプレ王道設定がたくさん散りばめられた世界観で、主人公ウィルが魔法の才は無能ながら剣技はとてつもない……と中学生男子なら大好きなやつ。
ちょっと尋常でないレベルで戦闘シーンが滑らかに動いていて、アニメーションでここまで引き込まれたのは『葬送のフリーレン』『呪術廻戦』くらい。ファンタジー作品なのに動きがどこかガンダムっぽく、次々と浮かび上がる魔法陣エフェクトの連続は『転天』っぽさもあるかも知れない。どこかで見た王道設定のハイブリッド・ガンダムみたいで外連味があってかっこいい戦闘・ちょっとクセ強めなロボットアニメ的キャラクターデザインと、好きな要素が多いため最後まで視聴する予定。プロレスの「ブック」じゃないけど、主人公と周りの生徒や先生との因縁を結ばせた上で戦闘が発生する必然性の持って行き方が非常に上手いと感じる作品。
登場人物の小難しいファンタジー系の名前がいちいちテロップで出てくれるから、そろそろ記憶力のあやしくなってきたガンダムおじさんにも優しい。おすすめ。別冊少年マガジン連載中のコミックスが存在するようなので後追いで買って読むかも。最近の講談社xバンナムの座組は力が入っていてすごい。
例のOP無限耐久映像がバズっていて釣られて視聴を始めてしまった。原作コミック読んでいない。シカツノの生えてる少女や街中を闊歩しているシカがテーマの不条理ギャグ作品。正直この作品は果たして面白いのかよく分からないまま視聴を続けている。ニコニコ動画でコメントと一緒に見たら面白いタイプの作品なのかもしれない。
「こしたん」こと虎視虎子の声をやってる藤田咲さんって初音ミクの人なのか。なんかこの人の声芸をひたすら聞かされてるアニメという印象で、ナウシカのパロディとかも狙い過ぎて若干滑ってる気もする。生徒会の子たちが可愛い日常系アニメとして見ている。CMキャッチやEDテーマで使われる映像はまるで実写だし、一体何なんだこのアニメは。
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