自分用にユーザーアカウントを作成していつでも読み返せるようにするオンラインブックマークサービス、いわゆるソーシャルブックマーク、僕はもともとDeliciousやlivedoorクリップといったサービスを使っていたのが、事業売却やら閉鎖やらではてなブックマークに移住した流浪の民である。
なんか他人のソーシャルブックマークの使い方を見ていて色々と思うところがあるから自分の使い方を書いてみる。
僕は図書館が好きな人間で、ああいう分類学というのはとても面白いと感じる。図書館に行っても「この本はこのコーナーに分類されてるんだ、へぇ」とか考えながら館内を歩き回るタイプ。
よって、ソーシャルブックマークが登場した時に出てきた考え方のフォークソノミーというやつが気に入っていて、タグを付与することで自分の頭の整理にもなるから積極的にタグは付けるようにしている。これはDeliciousやlivedoorクリップに住んでいた時からそう。
はてなブックマークはコメントでいっちょ噛みすることを目的とするユーザーが多いのか、ひとつもタグを付けずにコメントだけ放流してい行く使い方の人がよく居る。まぁ使い方は個人の自由だから口出しする気は無い。が、あまりに攻撃的な物言いや陰口を叩くことが目的化しているユーザーは積極的に非表示リストへと突っ込んでいる。
あまり自分でも気にしていなかったけど「DQN」タグと「クズ」タグを使っているとセットで特定のユーザーから引用スターが付くことが多い。
似たような意味だから統合すればいいじゃないかという考え方もある。それはそう。
僕はたぶん以下のような基準でタグを使い分けて分類している。
「あとで読む」タグを付けた記事の分類は、多くのユーザーと同じく「必ずあとで読むとは言ってない」扱いなのだが、僕は実際に読んだ記事は「あとで読む」タグを「あとで読んだ」タグに付け直している。必ずあとで読むとは言ってないが、ちゃんと読むこともあるから行動を可視化している。
同じ行為をやっている人をはてなブックマーク上でほぼ見たことが無いのは不思議だが、みんなタグで分類することよりも、コメントいっちょ噛みでたくさんスター貰うことの方が優先度が高いのかも知れない。世は大承認欲求時代。
これを書いている時点で確認したら「あとで読む」タグが382件、「あとで読んだ」タグが1,610件だった。僕のあとで読んだレシオは80%を超えている。えらい。
そのタグを付ける行為そのものがウケを狙っている、例えば「資本主義駆動の為の罠」とか「独占配信は悪い文明」といった、タグ芸みたいなやつは余り使っていない。
が、昔から僕が使っているタグの一つに「大公開時代」というものがあって、これはタグ芸なのかも知れない。言うまでもなく「大航海時代」「大海賊時代」とかけたネーミングで、当時ジャンプ誌上で『ONE PIECE』が頂上決戦編やっていてクソ盛り上がっていたことからノリで使い始めた気がする。積極的にインターネット上に公開して行く姿勢を感じた記事に付けるタグである。
自分のブックマークアカウントを辿ると最古の「大公開時代」タグは常識的に考えておれたちはじまっただろ : LDRのレートのルールを決めるという記事で登場し、livedoorクリップユーザー時代だった2010年3月からこのタグを使っていたようだ。あれから14年経っても『ONE PIECE』が完結していないって、あの時の僕に言っても信じないだろう。『HUNTER×HUNTER』よりは先に完結するだろうと予想している。
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