オープンソース製品やプログラミング言語の作者として著名なプログラマ達に、自身も優れたプログラマであるインタビュワーが、プログラミングを身に付けた過程やデバッグのやり方、プログラミング言語デザインの好みについて聞き集めたインタビュー集。
どちらかと言うとシステムレベルプログラミング分野に明るい人が多めの人選となっている。
原著である『Coders at Work: Reflections on the Craft of Programming』が執筆されたのが2009年で、2019年現在の時間軸から見るとおよそ10年前のインタビュー集ということになるが、10年前に想像されていた未来よりも、プロセッサ性能などの進化がゆっくりだった事もあってそこに面白さを読み取ることもできる。
いずれも強烈な個性を発する凄腕プログラマの、プログラミング行為に関する一家言が舌鋒鋭く収録されており、読むのは大変だが面白い一冊である。全体として、道具にEmacsを使っているハッカーが多かった印象。
読みながらマークした箇所などから、備忘録として書いておく。
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