ariyasacca

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2013-12-17 (火) [長年日記]

[雑記][死生観]飼い犬との死別と老犬介護の話

うちで飼っている犬が息を引き取った。18歳と5ヶ月、人間だと103歳相当の大往生であった。他所の人には警戒心が強くて、家族や慣れた人にはすり寄って行く、典型的な柴犬らしい性格の可愛い奴だった。

このところ冷え込みがきついのか、よく震えており食欲も落ちていたのだけど、年を越すことは出来なかった。

お別れも言って気持ちの整理が付いたので、介護の話を記録しておこうと考えた。介護期間は結構長くて、2年間は世話してた気がする。もっとだろうか。うちの犬が健脚だったのか、それとも柴犬は大抵はこういう老い方をするものなのか、ちょっと判らないのだけど。

  1. 衰えを感じ始めた最初期としては、段差が駄目になった。
    • 家の中で階段を自由に昇り降りしていたのが、降りる時に滑り落ちてしまうことが多くなった。
    • まず2階から降ろす時は家族が抱かかえるようにした。散歩コースでも段差は避けるように取り決めた。
  2. 次に、どうも目が見え辛くなったようだった。
    • 脚もまだまだ元気で、歩けてしまうので、勢い良く歩いては家具などに頭をぶつけてしまう状態。
    • 散歩の時はリードを短めに持って、壁や段差に気を配りつつ、歩きたいように歩かせた。長い距離は歩けなくなってたので、散歩コースは短めにして、回数を増やしてた。
    • 振り返ってみると、この期間は結構長く続いてたように思う。だから、まだまだ一緒に居るんだろうなって気になっていた。
  3. 幼い頃からのしつけもあって散歩するまで尿と便を我慢出来ていたのが、家の中で漏らしてしまうようになり、下の世話が必要になり始めた。
    • 犬用オムツを使うようにした。最初は反対している家族も居たが、効果てきめんだったため、皆が慣れて交換出来るようになった。
    • 人間用の尿とりパッドと組み合わせて使うと非常に便利。
    • 下の世話は本当に大変で、人間相手でも犬相手でも、愛情か金銭報酬が無いとなかなか成り立たない行為だと実感した。
  4. 後ろ足が踏ん張り利かなくなってしまった。
    • 立たせてやる時に補助してやれば歩けるが、方向感覚も失われて来て、部屋の中をくるくる回るようになった。寝ている時に痙攣というか、前足が震えるようになったのも、この前後だったと記憶している。
    • 運動させてやった方が良いと思ったので、ドアなどにぶつからないよう見つつ、好きなように歩かせてた。
    • 踏ん張れないため、餌の時間は、椅子などで補助してた。
  5. 歩くのも危なっかしい状態になった。
    • 元気だけは有り余っているのか、起こせとか歩きたいといった感じで夜中に鳴くので参った。
    • 寝返り打たせると大人しくなる。
    • この頃は目が薄っすらと白もやがかったようになって、涙を良く流してたので、ちょいちょい拭いてやる必要があった。耳も全然聞こえてない風だった。
  6. 固形物のドッグフードが駄目になってしまった。
    • やわらかい缶詰のドッグフードを、口の横から押し込んでやるともぐもぐ食べてた。水を飲ませるのも大変だった。バケツに水を張って、全身を支えて顔を付けてやると、水があることに気付いて飲んでくれる感じ。
    • うちの犬はずっと体重10kg前後(小型犬と中型犬の境くらい)あったんだけど、この頃は5kgまで落ちてて、お腹はガリガリで見ていて痛々しかった。

別れを迎えてしまうと、もうちょっと上手く介護してやれなかったかなと色々考えてしまうのだけど、大変だった介護から解放されることと、ちゃんと自宅で送ってやれたことで、少しホッとしている気持ちも正直ある。


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