ヤングジャンプで連載中の『ヒトヒトリフタリ』という漫画が面白い。支持率低下に歯止めがかからずストレスで死に掛けた日本の首相が可愛らしい守護霊によって一命を取りとめ、開き直って文字通り国のために命懸けの政策をバンバン連発して支持率が上がって行くというお話。
守護霊の存在がチートに近いんだけど、それを邪魔して来る勢力がデスノートを所持しているほどの超絶チート(ただし首相は守護霊によって守られているため殺されない)で、頭脳戦みたいな駆け引きが熱いのである。首相が官房長官を引き連れて原発視察に乗り込んでヤバ過ぎるパフォーマンスをするんだけど、東電も福一も名前そのまま使ってて、おいおいこんなこと描いて良いのかという感じ。
首相が小泉純一郎や鈴木宗男をモデルにしていると思しき人物(こちらはさすがに本名ではない)を仲間に引き込んで行くんだけど、破天荒な純ちゃんが余りにも本人そっくりで、これだけでも読んでて楽しめる。
最新の6巻で霊界大戦争じみてきて、ちょっと大風呂敷をどう畳むのか心配ではあるけれど、1-5巻のスリリングな展開は特筆ものです。デスノートが好きだった人には是非とも薦めたい。
同じ作者の作品で、こないだアフタヌーンで完結した『爆音列島』も面白かった。
少年マガジン系のヤンキー漫画とは違って妙にリアリティのある、昭和の不良社会を描いた話で、自分が中学生くらいの頃に族を頑張ってた同級生も、「あぁ当時はこういう社会に組み込まれてたんだな~」みたいな感慨深さがある。
読んだというか、流し読みになってしまったんだけど。
ちょっと思っていた内容と違ったかな? という感想でした。
読むテクニックと同程度に、読み易く書くテクニックも収録されているのだけど、今読むなら『リーダブルコード』が良いと思います。『Code Reading』は、かなり硬派な人向けというか、人を選ぶ内容です。
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