ariyasacca

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2013-05-01 (水) [長年日記]

[雑記]高橋ツトム『ヒトヒトリフタリ』が面白い

ヤングジャンプで連載中の『ヒトヒトリフタリ』という漫画が面白い。支持率低下に歯止めがかからずストレスで死に掛けた日本の首相が可愛らしい守護霊によって一命を取りとめ、開き直って文字通り国のために命懸けの政策をバンバン連発して支持率が上がって行くというお話。

守護霊の存在がチートに近いんだけど、それを邪魔して来る勢力がデスノートを所持しているほどの超絶チート(ただし首相は守護霊によって守られているため殺されない)で、頭脳戦みたいな駆け引きが熱いのである。首相が官房長官を引き連れて原発視察に乗り込んでヤバ過ぎるパフォーマンスをするんだけど、東電も福一も名前そのまま使ってて、おいおいこんなこと描いて良いのかという感じ。

首相が小泉純一郎や鈴木宗男をモデルにしていると思しき人物(こちらはさすがに本名ではない)を仲間に引き込んで行くんだけど、破天荒な純ちゃんが余りにも本人そっくりで、これだけでも読んでて楽しめる。

最新の6巻で霊界大戦争じみてきて、ちょっと大風呂敷をどう畳むのか心配ではあるけれど、1-5巻のスリリングな展開は特筆ものです。デスノートが好きだった人には是非とも薦めたい。

ヒトヒトリフタリ 1 (ヤングジャンプコミックス)(高橋 ツトム)

『爆音列島』も面白い

同じ作者の作品で、こないだアフタヌーンで完結した『爆音列島』も面白かった。

少年マガジン系のヤンキー漫画とは違って妙にリアリティのある、昭和の不良社会を描いた話で、自分が中学生くらいの頃に族を頑張ってた同級生も、「あぁ当時はこういう社会に組み込まれてたんだな~」みたいな感慨深さがある。

爆音列島(1) (アフタヌーンKC)(高橋 ツトム)

[雑記]『Code Reading オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法』読んだ

読んだというか、流し読みになってしまったんだけど。

  • コードリーディングのテクニックを解説した本
    • なのだけど、C言語のif文やfor文に始まり、ポインタや構造体などの教科書的な内容も多い
    • この辺りは拾い読みになってしまった
  • リーディングの対象となるのはGNU echoやlsのような小粒なCプログラムコードから始まり、NetBSDのような大規模オープンソースプロダクトに進む構成
    • 注釈はもの凄く丁寧に入ってるのだけど、やはり紙のモノクロ刷りで掲載されているソースコードを読むのは辛い
    • もうゆとりと言われてもしょうがないんだけど、単純に構文ハイライトされていないCやJavaのソースコードを読むのはだるい
    • CD-ROM収録のソースコードを好みのエディタで読めって話なのかも知れないけど、何せ本が厚いのでPCと視線を行き来させるのは大変
    • 扱っている内容は普遍的なのだけど、登場するバージョン管理システムもCVSとRCSで時代を感じさせる…
  • かなりの練習問題が収録されている(ただし解答例は無い)ので、全部やったら1週間くらいは必要なボリューム
    • 僕はgrepテクニック等をじっくり読んだ程度

ちょっと思っていた内容と違ったかな? という感想でした。

読むテクニックと同程度に、読み易く書くテクニックも収録されているのだけど、今読むなら『リーダブルコード』が良いと思います。『Code Reading』は、かなり硬派な人向けというか、人を選ぶ内容です。

'Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法(トップスタジオ)


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