10年くらい前にじーちゃんが亡くなって、去年にばーちゃんが亡くなったため、我が家では「じーちゃんばーちゃんの部屋」が空き部屋になった。だから時々、連休中などにかーちゃんが部屋を片付けて昔の写真を整理したりしている。
今日は、昭和2年発行の鉄道路線図が出て来た。大正12年のやつも一緒に出て来たのだけど、こっちは保存状態が良くないのであまり詳細には見られなかった。僕は路線図に萌えるタイプのスタンドではないのだけど、なかなか面白かったので写真を撮ってみた。
「鉄道旅行案内図(?)」という文字がばーんと表紙に登場する。ちなみに、同じシリーズの大正時代版は表紙も中も白黒だった。
昭和初期というと戦前なので、北海道の北東には「樺太」の2文字が!
馴染みのある中部地方のページを眺めると、さすがに現代と比べると駅の数は少ない。亀崎駅がちゃんとあったよ!
九州の路線図と見開きで、台湾の路線図も掲載されている。この頃は日本が統治していた時代だったんだなぁ。
最後のページには朝鮮の路線図と、さらに隅っこに沖縄の路線図が載っていた。
観光ガイドらしき本に載っているということは、当時は内地からこういったところへ行く観光需要もあったのかな?
あと、じーちゃんが死ぬ5日前くらいにばーちゃん宛てに書いた手紙も出て来て、「いつも味噌汁をつくってくれてありがとう」みたいなことが書かれていてグッと来た。
僕のじーちゃんは戦中は満州へ行っていて、戦後は中学の教師をやっていて、とても厳しい人で、中日ファンで、株もやっていて、日記が好きで死ぬ3日前まで物事を書き記していた人ということまでは知っていたんだけど、今日はじーちゃんが鉄道旅行好きだったことが新たに判明したのだった。
10年以上一緒に暮らしていたのに、自分がどこへ行ったというような旅行については、ほとんど話していなかったなぁ。
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