2014-02-09(日)から2014-02-11(火)までの2泊3日で熱海観光に行ってきた。日曜と祝日との間にあった平日月曜は年休消化で休みとした。出発日の前日が関東で20年ぶりだかの記録的な大雪とかで少し心配だったが、東海道新幹線は1日で復活して平常どおりの運行となっていた。ありがとうJR東海。
往復ともに東海道新幹線こだまで名古屋駅と熱海駅とを移動した。最近は専らEX予約ばかりでぷらっとこだま使わなくなったので、各駅停車の新幹線って久し振りに乗車した。静岡県が長くて切れてしまう。いや行き先も静岡県ではあるんだけれど。
のぞみで普段は通過してしまう熱海駅だから、どんなボロっちいものかと思っていたが、想像よりも大きかった。新幹線ホームは狭かった。というか2本しか無かった。珍しい。
事前情報として熱海は廃墟が沢山あるという事も教えてもらっていたので、どんな物件に出くわすかと(不謹慎ながら)わくわくしていたのだけど、かなり栄えていて、廃業した病院が駅前に1軒あったくらいのものだった。駅を出てすぐ右手に見える、アーケードのある商店街も賑やかなもので、寂れた様子は全く無く、さすがは歴史ある温泉街といった印象を持った。
ホテルで聞いてみたところ、東京方面からは底辺でないバスで2,000円未満で気軽に来れるそうなので、根強い人気があるのかも知れない。位置付けとしては、名古屋から見た下呂温泉の様なものだろうか。もちろん規模は熱海の方が断然大きいのだけれど。
泊まったのはホテル水葉亭というところ。熱海駅まで送迎バスが巡回しているけど、歩いても10分かそこらで観光の拠点としては、なかなか便利。
宿泊先はツアー会社に任せてあったのだけど、食事がとても良かった。刺身がトレピチで非常に美味しい。なんか楽天トラベルのレビューを見ると異常に上から目線で厳しくて、普段からApp Storeで無料アプリを叩いてるんじゃないかと疑うレベルでダメ出しされているんだけど、この人達どんだけ満足のハードル高いんだよ……。
1日800円で何度でも乗車可能な「湯~遊~バス」というやつで、あちこち回った。観光名所はこのバス乗車券を見せることで入場料割引が受けられる。
最初に熱海城へ行った。何でもここは昭和に建てられた城で、戦国時代とは縁もゆかりも無いそうである。良く見たら金のシャチホコも載っているし、俗過ぎる。
城内では足湯があったり全国の名城ミニチュアがあったり、地下には遊び放題(入場料に含まれる)ゲーセンがあったりと、もはや「俗の極みアッー!」といった具合で思ったよりも楽しかった。
熱海城の横にあるトリックアート迷宮館というところにも入った。城とセットになってる入場券を買った。
飛び出して見える絵を中心に、何点かの面白絵画が展示されていた。良く知らないが日本のアーティスト集団が制作しているそうである。錯視ネタの好きな人には楽しめそうなスポットだった。
熱海城から坂をやや下って行ける熱海秘宝館にも行った。入り口には秘宝館を訪れた芸能人の写真がこれでもかと誇らしげに飾ってある。
場内は撮影禁止のためネタバレも避けるが、昭和ポルノのセンスが炸裂する非常に楽しい施設であった。
入口の脇に、頭を撫で撫ですると気持ち良さそうに喋る亀が鎮座しており、最初からクライマックスという感じであるが、このテンションが最後まで続くのは素晴らしい。大人がバカなことを真面目に全力で取り組むと面白いのである。
和洋折衷な大正モダン建築である。かつて旅館として経営されていた頃には、かの太宰治が宿泊に訪れ、その3ヶ月後に入水自殺した、といったエピソードが展示されていた。
下手くそな写真しか撮れなかったので何も掲載しないけど、こういう近代建築物で感動したのは明治村に行った時以来かも知れない。大正桜に浪漫の嵐!
梅まつり期間ということで行ってみた。熱海にある宿泊施設に滞在している人は100円で回れるらしくお得である。僕もホテル水葉亭の名前を出したら100円にしてもらえた。
今年の冬は寒いのか、まだ梅は5分咲きといった風情であった。つーか今回の旅行は全体的に寒くて、伊豆って暖かいイメージがあったのに、名古屋よりもずっと寒い。
熱海は大きな温泉街で、一度行っただけでは全ての見所を回り切れないと感じた。
坂が多く、移動にマイカーがあると便利そうだった。とはいえ想定外の雪でも降ったら怖くて運転出来ないし、もうちょっと暖かい時期に行きたかった。
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