カッとなって有給休暇申請して17連休を錬成した間に積読されてるKindleコミックをひたすら読んでいた。
なろう系コミカライズ作品でかつ、既にアニメ化されていたり、アニメ化が決定していて間もなく放送されるタイトルが多い。アニメ化されるということは一定以上の層に支持されていてハズレを引きにくい、セコい作品選択のやり方であるとも言える。カドカワ系レーベルやスクエニ系レーベルでは、アニメ化を見越して気合の入った作画担当の人を充てている作品が多いような気がする。
当たり前なんだけど、マンガとアニメというメディア特性の違い以上に、キャラデザの差異に気になってしまう事が多くて、何でもかんでも「マンガ版を知ってるから」って理由でアニメ版に手を出すのは止めた方いいのかもと思い始めている。『薬屋のひとりごと』みたく、コミカライズもアニメも特級術師に制作してもらえる事例の方が稀なんだよな……それはそう。たまげられるレベルの視聴数19本は余りに無理があって反省しているし数本脱落した。
『やり竜』みたく、「コミカライズとの違いは気になるけどこれはこれで好き」と思えるアニメ作品もあったから大変悩ましい。でも可処分時間には限りがあるし……。
たしか1巻から5巻までだか10巻までだか33円セールやってた時にポチっていて、アニメ第4期が制作決定のニュースで盛り上がっているのを眺めて、そろそろ入門してみるかと最新19巻までポチポチと購入して読んだ。
ゼロ年代のアニメ作品を全く知らないため『とある~』シリーズも冗談抜きに何も予備知識なし。名古屋の電気街である大須や、東京の秋葉原にも原作ラノベが平積みされていたような記憶はぼんやりとあるため、時代を築いた覇権コンテンツなのだろう。アニメイトタイムズの『とある』アニメシリーズを観る順番という記事も眺めたものの、シリーズ多過ぎ&プライムビデオでは1期しか配信してなさそうだったため、1話も見ていない。そのうちプライムビデオで配信されたら追いかけるのも良いかも知れないが。
マンガ版はタイトルに「外伝」とあり、正史扱いなのかよく分からないが、学園都市の近未来的ギミックも面白いし、クローン技術を巡るあれこれも物語が進むにつれて情報開示されて楽しく読めた。能力バトルにありがちではあるが、この子たち戦闘IQが高すぎるでしょというのは正直ある。JCとは思えないくらい考え方が成熟しているな。『ワートリ』のボーダー隊員みたい(あれも一部が成人だが大半は中高生)だと思った。
有名なセリフ「ジャッジメントですの!」って、悪者を断罪した時の決めゼリフと思い込んでいたけど、そうじゃなくて所属組織(風紀委員 = ジャッジメント)の参上を名乗り上げていたのね。天賦夢路(ドリームランカー)編が3期とある科学の超電磁砲Tだったらしいので、4期は学園派閥とかのややこしい話が映像化されるんだろうか。
コミカライズ2巻まで読んで止まってた。なんかアニメ2期が放送されるらしいと聞いて最新15巻まで読み進めた。過労死したブラックOLが転生して最強魔女になってのんびりスローライフ。ほんのりと百合描写がある。
コミカライズ作画担当シバユウスケ氏の絵柄がとにかく可愛くて、お色気描写も適度に健全で、胸よりも太ももや二の腕にフェチを感じる造形が素晴らしい。主人公のアズサ以上に竜娘ライカちゃんにフェチな愛情を感じる。アニメ版も割と気になるのだが、この可愛すぎる絵柄に慣れてしまうとアニメ版のキャラデザは厳しいものがある。コミカライズ版は戦闘が割とガバガバ描写なところがあるから、アニメ版でその辺が補完されているなら見てみたい気もする。
序盤はどんどん仲間というかファミリーが増えて行くから「高原の魔女が大大大大大好きな100人の彼女なのか?」とおじさんの記憶力で付いて行けるか不安になったが、中盤以降はレギュラーキャラが固定化してあまり増えなくなった。酒飲みエリート魔族ベルゼブブ様が好き。
アンデッド3人に育てられた少年ウィルの異世界やり直しファンタジー。たしかコミカライズ3巻の、ウィルが旅立つところまで読んで止まっていたのを、連休を機に1巻から最新13巻まで一気読みした。
とにかくウィルの性格が真摯で好ましく、旅立つところの感動がピークかと思っていたら相棒メネルや弟子ルゥが加入してからも加速度的に面白くなって行って止まらなかった。育ての親3人の偉大さをあちこちで感じる描写がいちいち泣ける。アニメ版はプライムビデオで見付けた時はコミカライズ3巻までしか読んでなかったこともあって視聴しなかった。コミカライズ作画が良すぎてアニメ版を受け入れられる気がしない。
水魔術の天才クノンが魔術で目をつくることを目指す学園モノ。クノン君が侍女から間違った紳士教育を受けたせいで軽薄軟派な言動をいちいちやってしまうところが絶妙にギャグとなっていて面白い。
アニメ化決定して制作進行中らしい。CV早見沙織さんの少年役というのは楽しみですね。
中華風王朝の後宮モノ。宮中にいる王女候補5家のうち、1番人気と1番不人気の2人が入れ替わってしまい……というダブル主人公の構成になっている。アニメ化決定で盛り上がっていたからようやく読んだがむちゃくちゃ面白い。コミカライズの4巻までと8巻まで、それぞれどちらもいい区切りが付くから、アニメ版のシリーズ構成もかなり自由に決められるのではないか。
体力バカ農業特化型の玲琳様、薬の知識もあるから『はめふら』カタリナ様と『薬屋』猫猫のハイブリッドというか、おもしれー女として限界突破していてズル過ぎる。本人は悪女になれてるつもりなところもテンプレで可愛らしい。大変おすすめ。
ハクスラ系というのだろうか? ハンターとして敵を殲滅して装備を整えて強くなろう! を繰り返す進行のポストアポカリプスSF。とにかく敵の物量も多いし弾薬の物量も多い。
最初は何も持っていなかったスラム街の少年アキラが、サポートAIの力を借りて名声を得て行く展開が心地よい。あと、お姉さんにモテまくるから若干おねショタを感じる。
アニメ化は2023年に発表されているらしいのだが、まだ放送されていない? コミカライズを読んでいても作画コストが凄まじいことは予想がつくのでもしや制作現場が万策尽きているのでは。
10年前に処刑された、稀代の悪女(とされる)スカーレットに取りつかれた弱小貴族令嬢コニーが、社交界を通じてスカーレットの処刑にまつわる謎に迫るサスペンス。むちゃくちゃ面白い。
先行公開されたアニメ版PVは『水星の魔女』なキャスティングで期待できるものの、やはりキャラデザがコミカライズ版と違っていることにどうしても馴染めない。
コミカライズ版は毎話の冒頭に「あらすじ」をいちいち挿入してくれるため、記憶力の覚束なくなってきた中年のおじさんにも優しい。おすすめ。
なろう系コミカライズ作品ではない。現代オタク君が白ギャルと黒ギャルに好かれてキャッキャウフフしてる平和な作品だったのだが、最新9巻でまさかの第三のギャルが投入された。まじかよ。
「今さら新キャラ投入なんて許されるかよ!」 → 「マキマさん助けて、俺この娘好きになっちまう」だった。
ずっと「アニメ化しないのかな」と思って新刊買ってる作品だが、動いて喋る追加ギャルが見れないならアニメ化しなくていいのかも知れない。
『幼女戦記』のカルロ・ゼン氏が原作の、諜報や外交をテーマにした戦記モノ。やっぱり日本やイギリスに似た架空の国が登場する。この『明日の敵と今日の握手を』は、『幼女戦記』で言うところのレルゲン大佐との会話によくある腹の探り合い会話劇をずーっとやってる感じ。主人公の正論モンスター海軍中将・ハラルドも幼女でなくイケおじなので、テーマもキャラ造形もしっかり差別化できている。
作画担当しているフクダイクミ氏も異常に画力があって、振り回されるアメリア中尉のかわいそうが可愛い。海軍が空戦をするという設定(?)が最初よくわからなかった。
なろう系コミカライズ作品ではない。「女の子がぴっちりスーツ!」「近未来お仕事!」「寄生獣や怪獣8号で見た主人公と同居する怪物!」と、どこかで見た売れ線の設定をこれでもかと盛り込んで、しかも面白い。すごい。
「裏サンデー」作品って僕は連載では追っていなくてコミックスでしか読まないんだけど、琴線に引っかかる作品が多い。表サンデー(週刊少年サンデー)より好きかも。表サンデー作品ではP.A.WORKS制作の『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』の放送に期待している。『スキップとローファー』同様に、原作絵に寄せてくれる制作は本当に嬉しい。ありがとうアニプレックス。
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