旅行記

自転車本州縦断(26日目)

8月18日(関町 - 高槻市)

移動地図

この地図は、フリーソフト「白地図KenMap」によって作成されています。

生卵も納豆も付かないという、大変素晴らしい朝食をいただき、8時頃に宿をチェックアウト。ここ数日の雨でキコキコいってるチェーンに注油をして、どんより曇った空に不安を抱きつつも出発。

ジメジメとした6月のような不快な蒸し暑さのせいで汗を大量にかいたが、鈴鹿峠は意外とあっけなく越えられ、正直名前負けしているんじゃないかと思った。珍しく自転車を降りることなく越えられた。

滋賀県に入り、とりあえず大津市までは進もうとペダルを漕ぐ。オレは小学生の頃、毎年のように琵琶湖に家族旅行で来ていたので、滋賀県には並々ならぬ思い入れがあったが、何か交通マナーも悪いし特に見るべきところもなく、淡々と通り過ぎてしまった。

トンネルの県境と越えて京都府に入った途端、猛烈な雨に見舞われる。いつかの東海豪雨を思い出させる凄まじい雨で、まるでバケツをひっくり返したような勢い。こりゃかなわんと、高架下で雨が止むのを待つことにする。皆良くこんなどしゃ降りの中、歩いたり自転車乗ったり出来るなぁと思って見ていたが、良く考えてみれば、こんなところで時間を持て余しながら、日が暮れるまでに宿が見付かればいいやと思っているオレとは違って、待ち合わせがある人や会社に戻らなければならない人など、色んな理由があるに決まっているんだよな。

あり得ない豪雨

50分ほどで雨は小降りになったので、ゆっくりと京都を走る。馬鹿みたいに敷地のデカイ寺があちこちにあって、大変カッコイイ。小学時代の修学旅行では、寺ほど見ていてつまらんものは無いと思っていたのになぁ。本願寺や東寺の近くには、さすがに立派な旅館があって、ここらでゆっくり泊まって観光したいという欲求に負けそうになる。しかし、せっかく晴れたんだからもっと走ろうと思い国道171号線に入る。

大阪府高槻市のサンホテルという高そうな(実際高い)ホテルにチェックインして、晩飯を食うべく駅前をうろつく。宮本むなしという、松屋が小奇麗になったような店で、チキン南蛮定食を食べる。美味い上にご飯おかわり自由というのが素晴らしい。さすが関西、気前がいい。しかし店内はガラガラだったな。愛知県に出来れば、オレは絶対に松屋をやめてこっちに通うけどなぁ。

出費
走行距離
90.4km

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