この地図は、フリーソフト「白地図KenMap」によって作成されています。
予報どおり、朝からずっと雨。朝風呂に入って、飯も食って時間いっぱいの10:00にチェックアウト。と言っても、この雨の中進む気も起きず、チェーンに注油したりアーレンキーでネジを締めたりと暇を持て余していたら、えぼし荘の方が、雨が止むまで中で待っていて下さいと言ってコーヒーまで出してくれた。外が寒過ぎるので、とてもありがたい。
昼になっても大雨のままで、売店でじゃがりこを買って食べていると受付のお姉さんが、ほたてラーメンを作ったからと食堂でごちそうしてくれた。東北の人達には世話になりっ放しだ。ごちそうさまでした。
16:00になって雨がやや小降りになったので、思い切って今のうちにとカッパを着て出発する。どうもペダルを回していると右膝から鈍痛がする。もともと膝は痛めていたので、これはやばいと思いサドルをかなり低くして、痛みをだましだまし進む。
しかし、弱まると思っていた雨は強くなるばかりで、こんなことなら無理せずもう一泊させてもらうんだったと激しく後悔する。しかも、長い上り坂の途中でパンク。最悪。山道では直せそうなスペースが見付からないので、ひたすら自転車を押して歩くことにした。
1時間くらいして簡素な消防施設があったので、その陰でパンク修理することにする。チューブにパッチを貼り、空気が抜けないことを確かめてからさぁ再出発と思ったら、今度は前ブレーキの調子がおかしい。ブレーキシューがタイヤに当たったままになり、常にブレーキングしているような状態に。色々触ってみるが、素人目にはさっぱり分からずお手上げ。当たりも暗くなってきて、ヘッドライトに光だけでは山の中はほとんど何も見えない。結局、ブレーキが軽くかかりっ放しの自転車を漕いでトロトロ進むことに。
やっと見付けたコンビニに駆け込み、近くに道の駅でも無いかと尋ねると、すぐ近くとのこと。助かったと思い、道の駅たのはたへ向かう。
道の駅の駐車場で車中拍している人達を避けて、建物の陰のベンチまで行く。自転車に鍵をかけ、冷たい水で洗顔していると、やたら惨めな気分になって来た。余りにも寒いので、マットを寝袋のように体に巻き付けて丸まって寝ることにする。空腹で腹が鳴っていたが、クタクタなのでそのまま寝た。