この地図は、フリーソフト「白地図KenMap」によって作成されています。
朝8時に出発して、国道45号線に合流。石巻市まで行くことを目標にする。それにしても暑い。東北地方も例年よりかなり遅く梅雨明けしたとニュースで言っていたが、この日は気温34度と道路情報盤に表示されている。八戸市辺りの頃は、最高気温が16度くらいだったことを考えると、余りの差に体が慣れそうにない。必然的に、ジュースを買う回数も増えてしまった(ボトルゲージに差してあるペットボトルのお茶は、ホット状態になってしまい飲む気がしない)。
昨日から宮城県に入っているが、ライダーは良く見かけるけど、挨拶しても無視こかれるし、ゴミはポイ捨てしてるわで、余りいい印象を持たなくなってしまった。人口の多い所だから、ツーリング目的の人はほとんど居ないのかもしれない。
あらかじめ地図で確認しておいた横山峠というところに差し掛かる。今日越える峠はここ1つだけだと最初から分かっているので、絶対に自転車を降りずに越えてやろうと決めていた。昨日は幾つもの峠の連続で、早々と自転車を引いて歩いていたので、今日はそのリベンジをしてやるのだ。
道幅も狭いし車も多いし、何よりも今日は気温が高いので何度も歩きたくなるが、あのカーブを過ぎたら下りになるに違いないと自分に言い聞かせ(そしてその度にガッカリして)、やっとの思いで上り切った。頂上のバス停まで来た時は、思わずガッツポーズして叫んでしまった。頭の中ではsaddle the windという曲が流れ、何だか変な脳内麻薬出てるようなハイな状態である。意味の無いことに意味を見出すことこそ、人生の意義に違いない。何だこのテンション。
峠越えで燃え尽きたので、道の駅津山で長い休憩をとることにする。これがもの凄い立派な道の駅で、ちょっとしたアミューズメント施設ばりだった。駐車場もバカ広く、何と言うか、町興しへの気概のようなものを感じるところだ。たこ焼きとDAKARAを買って昼休みとする。
石巻市を目指し、ひたすら国道を進む。道路の状態が悪い上に、コンビニも全然無くて腹が立ったが、休む暇も無くペダルを漕ぎ続けた結果、予想を上回るハイペースで進むことが出来た。途中で、この夏に震度6の地震に計3回見舞われて連日ニュースになっていた河南町も通過したが、国道周辺は地盤が頑丈なのか、特に目立った被害のようなものは見受けられなかった。
石巻市では良い宿泊施設が国道沿いに見付からなかったので、もう少し走ってみることに。幸い、まだ3時台なので仙台市まで欲張って行けてしまうかも、などと思いつつ進む。
石巻市を抜けて着いた松島町は、全然知らなかったけど日本三景に数えられる有名な観光地らしい。何か、町の真ん中に島が幾つもボンボン浮いている。すげー。これは絶景だ。しかし、サーファーがやたら多いし高そうなホテルばかりで、結局通過してしまった。
暗くなった頃にようやく仙台市内に入り、交番で近くのビジネスホテルを教えてもらってチェックイン。
荷物を置いて、薬局で一応膝用のサポーターを購入。やたら安い酒屋もあったので、ビールを買おうか悩んだものの、買わずにホテルに戻る。しかし、ホテル内の自販機は高いので、やはり買うべきだったと後悔する。