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2025-05-25 (日) [長年日記]

[雑記]Amazonプライムビデオで試聴中の2025春アニメ

Amazonプライムビデオで配信されて追いかけている2025春アニメの感想を書く。2025冬アニメでは視聴作品が多過ぎて結構な数の作品が途中で脱落した。かなり反省して、今クールでは視聴作品数を絞って行くことにした。もともとジャンプ黄金期世代であるため、集英社のジャンプ/ジャンプ+レーベルは優先して見たい気持ちがある。一方で講談社系はまぁ無理して見なくていいやの方向に倒しつつある。アフタ作品(『スキップとローファー』『メダリスト』など)はとても良いアニメ化だったけどマガジン連載のエロ寄りラブコメ作品は低予算アニメ傾向が多い実感があり、視聴優先度を落としている。

自分はここ数年、「積読しているマンガ作品の中からアニメ化が決定したものを優先的に消化」という、ハズレ作品に当たりにくいセコい方針を取りつつ、マンガとアニメというそれぞれの表現における違いを楽しんでいるのだが、この方針でもアニメ化作品が多くて追いかけられないと判断して幾つか諦めることにした。例えば『忍者と殺し屋のふたりぐらし』という作品は、アニメ化決定で今までなら積んでいる原作の方を読んで追いかけることになるのだが、今シーズンでは積んでる原作1ページも読んでないしアニメ版も見ていない。人気出たら2期が制作されるだろうし、その時に見ればいいかなって……。俺の電子書籍生活はもうダメだ。

今クールは『ウィッチウォッチ』『YAIBA』でそれぞれ「1人原画回」なるものに遭遇し、「そういえば自分が10代の頃に放送してた90年代アニメって毎週キャラの顔が違ったっけ」と思い出してセーラームーン作画比較というブログにたどり着いた。そうそう、こんな感じだったわ。令和のアニメって毎週クオリティがぶれないように気を遣って制作されているんだなと改めて実感した。『ウィッチウォッチ』はすんごい癖が強くて違和感だったけど『YAIBA』の1人原画回は「コナン劇場版かよ!?」という完成度ですごかった。コナン劇場版ひとつも見たことなし。

『ウィッチウォッチ』

週刊少年ジャンプ連載中のマジカルラブコメディ。作者の篠原健太氏は、『逃げ若』松井優征氏に続き連載作品を3連続でアニメ化するという快挙を達成したヒットメーカーで、とにかくマンガのつくりが「無難に巧すぎる」感じで、アニメ化はどうなるかなと思っていたら、1話の中に原作エピソードを複数詰め込むテンポの良さでとても面白い。これ完全にアニメ版のつくりとしては『100カノ』と同じだねと思ったら、制作会社バイブリーアニメーションスタジオも全く同じだった。

たしかジャンプ本誌でアニメ化が発表された際、篠原健太氏のコメントとして「納得できる制作会社さんのスケジュールが空くのを待っていてアニメ化の発表が他の作品に抜かされちゃった」的なことを言っていて、作者側からの指名に近い形で制作会社が決まったようだ。そんなこと可能なんだ……これもヒットメーカーに許された権利か。というか、バイブリーって『五等分の花嫁』1期がマガジンにありがちな低予算アニメ化だったのを2期・劇場版で大復活させてくれたスタジオだったんだな……(調べて知った)。本当にありがとう。パロディ多めのラブコメやらせたらここしかないでしょって感じがするので、集英社はバイブリーとの関係性を大事にして欲しい。この制作会社なら令和の『こち亀』こと『超条先輩』アニメ化も行けないか!?

本作『ウィッチウォッチ』は、魔女として人助けするニコと、使い魔であるモリヒトやカンシとのドタバタラブコメではあるのだが、とにかくストーリーの転がし方が上手くて、さすが藤子・F・不二雄の系譜というか、ニコがすぐ調子こくのび太役とふしぎ道具(魔法)を使うドラえもん役を兼ねてるのが便利で絶妙。そういえば『100カノ』の楠莉先輩ものび太兼ドラえもん的なところがあるな……。OP曲と映像があまりにもカラフルで可愛くて毎回飛ばさず見てしまう。カット数が多くて原作ネタをこれでもかと詰め込んでる上に、クレジットの入れ方も超オシャレ。YOASOBIによるニコからモイちゃんに向けた目線の歌詞も大変エモい……。

ニコ・モイちゃん・カンちゃん・ケイゴ・ネムといった主要キャラのキャスティングも違和感がなく、ハイテンションなボケとツッコミの応酬が原作ファンには嬉しい限り。ニコ役の川口莉奈さんって、『ダークギャザリング』で愛依ちゃん役だった人か。あっちではヒロインらしいところ披露する前に終わってしまったから、『ダークギャザリング』アニメ2期京都編も待ってるぞ。ニコの可愛くておバカな「~~~なのよ」って口癖はかなり難しいと思うんだけど嫌味がなくてすごく合ってる。めんどくさいオタクである先生と絵描きクックの作中作『うろミラ』ガチオタトークの絡みが狂おしいほど好き。これから登場する生徒会の面々もアニメでどれくらい濃いキャラ付けがされているか本当に楽しみ。

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『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』

『エヴァ』のスタジオカラーとバンナムによる共同制作ガンダムシリーズ。話題沸騰していた劇場先行公開は見ていなくて、TVシリーズが初視聴。先行公開されて劇場版視聴者がネタバレ配慮で黙秘していたと聞く2話「Beginning」パートで「ええええぇ!?」となってしまった。そう来たかー!!!

一年戦争のifルートを描くってアイデア自体は、それほど目新しいものではなく、セガサターンやドリームキャストといったセガハードにバンダイ自ら投入した『ギレンの野望』でお馴染みではある(ちゃんとMSV販促にもなるようゲーム化されていたのが秀逸だった)。一年戦争に続く『Zガンダム』や『ガンダムZZ』の歴史にも影響が出るのも同様。ただ本作『GQuuuuuuX』は1stやZガンダムから取り入れたネタの咀嚼とアレンジにかけるこだわりが尋常ではなく、脚本で参加した庵野秀明氏がノリノリで筆がのったんだろうなぁと感じてしまった。こんなのもう『ガンダム』生みの親である富野由悠季氏への公開ラブレターでしょ。宮崎駿氏が「こら庵野ーっ! お前ジブリと組んでシン・火の七日間も描けーっ!」って嫉妬しちゃうわ。

宇宙世紀とは関係なかった『水星の魔女』では、キャラクターの髪がモコモコと複雑で情報量が多かったのとは打って変わって、本作はマチュやニャアンの線が少なくシンプルで、シュッとしたキャラクターが多い気がする。ガンダム・クァックスは最初「エヴァっぽ過ぎない?」って思ってたけど、脚パーツの脹脛がムキムキに盛り上がってる感じとか段々とかっこ良く見えてきた。エグザベ専用ギャンがリアルタイプ騎士ガンダムみたいでクッソかっこ良い。基本プロットは、女子高生マチュが謎多きガンダム乗りシュウジに感化されてモビルスーツに搭乗することとなるガールミーツボーイ路線、の筈なんだけど7話まで視聴時点で色々と不穏すぎる。これ1クールで完結するんだろうか。サイコガンダムの回とか情報を詰め込み過ぎだって!

新規ファン開拓って意味では『水星の魔女』の方が幅広い層にウケそうで、本作『GQuuuuuuX』は、どっちかというとガノタ向け過剰ファンサービスって感じがする。僕はすごい楽しんで視聴してます。シャアの声が若くて野心に溢れていてめちゃくちゃ良い。新祐樹さんって人の名前は本作で初めて知った。シン・ユーキさん。覚えました。このルートのキシリア様の色気がすごい。ギャンが守りに来るレベル。

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『真・侍伝 YAIBA』

週刊少年サンデーの90年代リブート作品シリーズ。青山剛昌氏による作品としては個人的に『名探偵コナン』よりも『YAIBA』の方が好きだったのでむちゃくちゃ嬉しい。リブートらしく、作品舞台を令和にアップデート(東京スカイツリーがある!)され、小道具にもスマートフォンなどが当たり前のように登場する。、天下一のサムライを目指す鉄刃(くろがねやいば)のチャンバラアクション。チャンバラ描写は外連味を重視していてリアリティは全くないが、少年マンガのアニメ化はこういうのでいいんだよ。

制作を担当するWIT STUDIOに熱心な『YAIBA』ファンが居るのか、初期の「青山剛昌絵」とカラー原稿の色彩が忠実に再現された上でぐりぐりと動き回って、非常に素晴らしいアニメーションになっている。ギャグ顔がまじで青山剛昌絵すぎる。主人公である刃のクソガキ描写はかなり削ったらしいのだけど、それでも1~2話のクソガキっぷりは鬼丸が不憫になってしまうほど。もともとサンデー編集部がジャンプの『ドラゴンボール』対抗を狙って立ち上げた作品だから、刃が初期の悟空ばりにクソガキであるのは、仕方ないといえば仕方ないのだが。

師匠ポジションエロジジイ(亀仙人と武蔵)、異種ライバルキャラ(マジュニアと鬼丸)、制御できない変身パワー(大猿と雷神剣)と、改めて見るとビックリするくらい似ているんだけど、『ドラゴンボール』が途中からバトル重視に倒したのと比べると『YAIBA』は最後まで冒険活劇というかロードムービー的だったので、今回のリブート『真・侍伝 YAIBA』も名古屋や四国といった日本全国を巡りながらのドタバタ劇が楽しめてよい。武蔵と小次郎の過去編が挿入されるタイミングも原作と変わって改良されており、シリーズ構成もかなり練られている印象。雷神剣の玉集めが終わっても原作の最後までやって欲しい。

主要キャストは主人公の刃だけが高山みなみさん続投で他は一新されているらしい。さやか役の石見舞菜香さんはオリジナルキャストの三石琴乃さんに寄せているのか「刃ぁ~~~!」と叫ぶ台詞だけでも何パターンもあるけど全然違和感がなくて可愛らしいし、鬼丸役の細谷佳正さんは絶妙な厨二感が完全に原作の声といった感じ。ビックリしたのは武蔵のジジイ声を諏訪部順一さんが担当していたのと、ナマコ男ちょっと可愛すぎない? と思ったら市ノ瀬加那さんがクレジットされていたことである。この2人は本当にびっくりしたわ。

長期連載『名探偵コナン』を脱落してしまった僕の個人的な思い出補正を抜きにしても非常にいいアニメ。毎年の風物詩となっている『コナン』劇場版による収入でこれだけのクオリティでリブートされたと思うと『コナン』ファンに感謝しかない。初期の刃クソガキぶりは令和の今となってはキツいものがあるが、それもまぁ後半の成長ぶりを見せるためと思えば。大変おすすめ。

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『ロックは淑女の嗜みでして』

対バンでした。 ~お嬢さまはロックバンドなんてしない~。原作コミックはアニメ化決定後に予習済み。淑女だけが通うお嬢様学校で趣味のギターを隠していた鈴ノ宮りりさが、狂犬ドラマー黒鉄音羽との出会いによってインストバンドを結成することになる、ガールズバンドもの。

「お嬢様がおっさんの趣味をやる」系の作品は女性作家が描いてるケースが多い気がするが、本作の福田宏氏は少年サンデーで『ムシブギョー』を連載していた経歴かつ『うしおととら』藤田和日郎氏が師匠筋にあたる人なので、当然のように少年マンガ系のゴリゴリに熱いバトル展開が入ってくるのが良くも悪くも特徴となっている。ED曲の気だるいロックがすごく作品に合ってるのに、流れていく映像は永井豪作品かよってレベルで『デビルマン』『真ゲッターロボ』ばりの凶悪顔したお嬢様という……。ムシブギョー顔といった方がいいのかな。

演奏シーンにモーションキャプチャーをして3DでCG化している作品を近年ではよく見かけるようになったが、その中でも本作は突出して違和感が無いように思える。『ガールズバンドクライ』(あの作品は意図的に3Dと2Dの作風を変えてた気はするけど)『メダリスト』などと比較しても頭ひとつ抜けた3Dモデリングで、制作のBN Picturesっていうのはバンナム系列らしい。『アイマス』シリーズ重課金おじさん達によって育てられた技術が注ぎ込まれているのかな。ありがとうアイマスおじさん。

りりさ役の関根明良さん、お嬢様演技とガチギレ演技の温度差がキレッキレでとてもいいけど、アニメーション化したりりさのロケット髪型はかなり作中で浮いてるなと思ってしまった。マンガで読んでるとそれほど気にならないんだけど。ティナ先輩と愛莉珠が原作よりもさらに可愛さマシマシでとても癒される。愛莉珠役の白砂沙帆さんって『サマータイムレンダ』澪役の人だったのね。妹役として適正が高すぎる。

5話の吹奏楽団ヘルプの回が最高によかった。実は原作ストックそれほど無い作品ゆえ、アニメ化は1回きりで終わりかなぁ。もっと中指立てるところ映像で見たいですわね。

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『九龍ジェネリックロマンス』

懐かしい気持ちは恋をするってこと、懐古厨大歓喜の懐かしさで溢れた九龍城砦を舞台にジェネリックでロマンスなミステリ作品。アニメ化に先立って積んでいた原作コミックは履修済み。原作1巻で強烈に読者の興味を引くところをアニメ1話に持ってきていて、「わかってる」感じのシリーズ構成になっており期待しかない。

眉月じゅん氏の原作絵を忠実に再現(美人のまつ毛とかすごい再現度)しつつ、背景美術は原作よりもさらに豪華でキャッチーになっており、登場する中華料理の数々もすごい美味しそう。香港レモンチキンは宗教上の理由で許せないが……。作品の鍵を握っている企業「蛇沼製薬」の作中CMがそれっぽく仕上げられていて爆笑しちゃった。

役と声の作り込みが変幻自在(『戦隊レッド』でアメンライダーの演じ分けもすごかった)な白石晴香さんの鯨井令子と、何やっても同じ声のはずなのにそれぞれ役としてちゃんと違っている杉田智和さんの工藤発のねっとりした会話劇が原作以上のものをお出しされた感じで素晴らしい。主演2人が本当にハマリ役すぎる。置鮎龍太郎さんの蛇沼みゆきは超絶ねっとりしてて想像を超えてハマり過ぎで笑う。いわゆる特殊EDに入る回が多くて演出面も凝ってる。懐古厨の人には本当におすすめ。

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『薬屋のひとりごと』

2期第2クール。とうとうスクエニ版コミカライズで自分が読んでいるところまでアニメ版が追いついてしまった。猫猫の父ちゃん激おこぷんぷん丸になってからは一体どんな凄惨な展開になるやら。ドキドキ。子翠のアレはコミカライズで読んだ時もびっくりしたなぁ。

しっかしOPムービーの映像ほんとオシャレだよね。毎回これしか感想が無い。アニメ版の進行とあわせてスクエニ版コミカライズを読み直すと、やっぱりアニメ版では堕胎とかに関しては直接的な表現を避けてるっぽいところがある。

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『ざつ旅-That's Journey-』

マンガ家のタマゴである女子大生・鈴ヶ森が、なかなか連載会議を通らない現状を打破すべく気分転換にダベッターで行き先募集してふらっと出かける旅行にハマってしまう作品。女の子たちにおっさん趣味をやらせる類型の作品ではあるのだが、ざつで富豪な交通費や宿泊費の使いっぷりにも一応「マンガ賞で結構な臨時収入がある」理由づけがされている。原作は途中まで読んで積んでいるのだけど、今回のアニメ化範囲までは恐らく読んでいると思う。ちょうどいいから、最初から読み直そうかな。

原作絵の「ざつ地図」は忠実に再現しつつ、背景は丁寧にパワーアップされ、旅情を感じさせる映像化となっている。マンガではあまり感じなかった温泉入浴描写のえっちさが増している気がする。鈴ヶ森たちは「ざつ」で済ませてるけど行き当たりばったりが過ぎて、1人旅に慣れている人が見るとツッコミしか無いだろうなという感じはする。僕も行き当たりばったり行動はする方だけど、さすがにGWの四国で当日夜に泊まるところを探す度胸は無いわ……。無謀だよ。あと鈴ヶ森たちの移動手段が鉄道に偏ってるのも地方民としては気になるポイントよね。いや、東京在住である限り交通インフラ最強レベル「東京駅」出発できる最大のメリットは活かしてナンボではあるけども。

正直アニメ化されたのは意外だったけど無難に仕上がっていて面白い。ナレーションもどこかで聞いたことのある声で旅行番組ぽさがすごい。カドカワらしく全国コラボイベントとかを仕込んで行くのかな?

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『ボールパークでつかまえて!』

からかい上手のビール売り子ギャルさん。読者年齢層の高いモーニング連載らしさと言うか、シンプルな1対1ラブコメというよりは、球場を中心とした、プロ野球関係者のお仕事群像劇といった作品になっていて、原作は10巻くらいまでは既読。

千葉モーターサンズスタジアムのモデルとなったZOZOマリンスタジアムで現地観戦したことは無いけど、プロ野球のスタジアム観戦したことある人にとっては「あるある」の連続で、とても面白い。多分アニメ化まで時間かかったことの弊害なんだけど、2025年現在では「外野自由席そんなに空いてないよ」「選手コラボ弁当そんなに安く買えないよ」的な物価が追いついてない感はある(ここは原作と変えてしまってよかった気もする)。

ルリコ役のファイルーズあいさん、『沖ツラ』に続きギャップある防御力ゼロのギャルっぷりがとても可愛い。あと弁当屋の山田ちゃんがアニメ版で可愛さ増してて好き。コジロー嫁のユキさん色気がすげぇなと思ったらCVの立花理香さんという人は現実でもプロ野球選手の嫁らしい。狙ったキャスティングなのかこれは。

劇中の鳴り物応援や歓声の声がリアルで、久しぶりに球場へ行きたくなってくるいいアニメ化。

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『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』

京極夏彦氏によるミステリ小説『百鬼夜行シリーズ(妖怪シリーズ)』のコミカライズを担当した志水アキ氏が連載するマンガ作品、のアニメ化。そっちをアニメ化するんかい! 原作コミックは1巻しか読んでいないので、ほぼ初見エピソードばかり。

終戦直後の日本が舞台とあって、作中に登場するバスや校舎などなどを見ているだけで結構楽しい。僕ら昭和後期世代からすると「旧校舎」に見えるものが作中では「現行の校舎」なんだなぁと、当たり前のことでいちいち感動する。志水アキ氏の筆致による、中禅寺秋彦の「この世の終わり」みたいな仏頂面も忠実に再現され、京極堂こと中禅寺先生が悪い顔しているだけで原作小説ファンとしては笑ってしまう。

小西克幸さんの中禅寺先生も長尺の台詞をすらすら話してイメージぴったりだけど、それ以上に榎木津と関口の声があまりに「原作の声」がしてとても驚いた。それぞれ立花慎之介さんと西地修哉さんという方らしい。恥ずかしながら知らなかった。普段は吹き替えなどの作品に出演しているんだろうか? 関口くん全部この人の声で百鬼夜行シリーズを映像化して欲しい。JK時代の敦ちゃんこと中禅寺敦子が可愛すぎ。敦ちゃん可愛いよ敦ちゃん。藤井ゆきよさんという方が1人5役くらいの怪演をしてる回はEDクレジットでたまげて笑っちゃった。スピンオフ作品として小さな事件が次々と起きるところが、上手くTVアニメの時間枠に収まっていて、思った以上にいいアニメ化となってるように感じる。

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『片田舎のおっさん、剣聖になる』

原作ノベル未読でコミカライズ(本編とサブヒロインシリーズ2つ)は全部読んでる。片田舎で剣術道場やってる冴えないおっさんが都会に出て行って弟子たちのお膳立てによって剣聖になる、というかもう最初から剣聖になってる作品。

ノベルの方の原作に忠実なアニメ化となっているらしく、コミカライズでの外連味たっぷりな剣戟は見る影もなく、本当に剣術道場のおっさんが基本に沿って木剣を振っている感じで地味めな絵である。絵だけならまだ良いのだが、どうもストーリーに関しても「大筋は同じだけど大胆なアレンジ」が加えられたのがコミカライズ版のようで、作中で「おっさん」ことベリル先生が対決する相手との因縁の結び方や、サブキャラの活躍具合まで、自分の知ってる内容とは細部が全然違うのには驚いた。コミカライズ担当の人が作劇というか「マンガ」を作るのが巧すぎるようだ。この人もともとはジャンプの新人賞に入賞してて、『ワートリ』の影響が強いそうだから、全キャラに少しずつ見せ場を作るのが上手なんだろうなぁ。アニメ版はベリル先生が1人で地味ぃ~に「後の先」で朴訥に場を納めて行くため、あまりメリハリが無いぞ。という意見が殺到しているのかアニメに関わってません宣言までX(Twitter)で出される始末。

何となく自分は「コミカライズ版との違い」を発見するのを楽しみに惰性で視聴を続けているけど、全体としてあまりクォリティの高いアニメ作品ではない気がする。放送が始まった頃にKindleのコミック売上ランキングを『おっさん剣聖』コミカライズが上位独占していた時期があったし、商業的には成功と言えるのかな……。いや、ベリル役の平田広明さんがくたびれた声でおじさん演技しているのはとてもいい感じなんだけど。この人『ワンピ』ではサンジ役の人なんだね。ベリル先生とスレナの手合わせシーンとかめちゃくちゃ楽しみにしてたのに、コミカライズ版とここまで違うとは。

アニメ版よりもコミカライズ版がおすすめ。って言い方は、アニメ関係者サイドからしたらいい気持ちはしないだろうけど、消費者の本音としてはまじでこれなのでどうしようもない。

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『ニートくノ一となぜか同棲はじめました』

冴えない一人暮らしサラリーマンの部屋に転がり込んできたニートくノ一。まさかの連続2クールだったとは。1クール目は頭からっぽにして見られるおバカアニメだったけど、なんか2クール目はシリアス展開になって行ってる気がする。OPはそのまま続投してるけどEDは曲がちょいちょい変わるのは何故なんだぜ。

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『リコリス・リコイル Friends are thieves of time.』

令和の百合『シティーハンター』1.5期というか、本編1期のサイドストーリー集。ショートムービーと銘打ってる通り、全6話とも3~5分くらいの短い話なのだけど、これだけの短編にも関わらず毎回の満足度がすごい。『リコリコ』が、千束とたきなが帰ってきた! と一瞬で引き込まれてしまう。

ミカや楠木司令が本編よりノリが良いというか弾けてる感じがするのと、「たきなってこんな狂犬だったっけ? いや、本編でも狂犬だったわ……」という感想を持った。赤いファーストリコリスの制服こっそり着てるたきな可愛すぎて気絶しかけた。

今回のショートムービー集はYouTubeでも全編公開されていて、これ単体で収益を上げようという狙いではなく、2期への「種まき」みたいな感じなんだろうか? ショートムービーは無料公開でも、作品をアニプレックスのオリジナルIPとして育ててグッズやイベントで収益が取れる道もあるか。本家『シティーハンター』の『Get Wild』よろしく『花の塔』のイントロが挿入されると「今回のリコリコはこれで終わりかぁ~」ってなるんだけど、最終6話で本編1期のセルフオマージュのようにフルで流れてクレジットに「主題歌」と入ったのは、歌い手の人に不幸があったのを報道で知っているだけに、グッと来てしまった。

キャラクターデザインのいみぎむる氏、『負けヒロインが多すぎる!』に加え『リコリコ』にもキャラデザとして関わる大ヒットメーカーで、本業の『この美』が停滞気味であるのは気懸かり……。しかしマケインもリコリコも早く2期を見たい気持ちも強い。

繰り返しになりますが、ファーストリコリスの制服こっそり着てるたきな可愛すぎ。あとミカの前だと乙女になっちゃうフキも可愛すぎ。

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『チ。-地球の運動について-』

原作は全巻既読。地動説とC教(某世界最大宗教)を巡るあれこれ。Netflix独占配信だと思ってて全く視聴していなかったがPrime Videoアプリで突如フィーチャーされ配信が始まったことを知った。2025年4月にNHK Eテレで地上波放送が始まって、それと同時にネットも独占配信がアンロックされた? そんな事ってある?

プライムビデオには毎週2エピソードずつ配信されてるらしく、見ようかどうか迷っている。独占配信は悪い文明だけど独占配信されたアニメは予算潤沢でやたら完成度が高いのもまた事実なんだよな……。追いかけられる自信がないため保留中。時間を確保して一気見するかも。

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2025-05-20 (火) [長年日記]

[投資]日東精工株式会社の株主になった

日東精工株式会社という、ねじ製品メーカーの株式を取得した。元々のきっかけは、長年ずっと株主をやっているグンゼ株式会社が本社を構える京都府綾部市について「他に上場している企業はあるのかな」と探してみると、この日東精工とグンゼの2社だけが東証に上場しているようだった。

直近の本決算資料を読み込んでみたところ、

  • 低PBR銘柄
  • ねじ・工業ファスナーのメーカー(YKKみたいな?)で、インド銘柄・Nintendo Switch 2関連銘柄と判断
    • Switch 2と思しきゲーム機の大口受注について書かれているため、本当に予約が殺到しているなら増益期待が持てるだろう
  • 京都市内のホテルは高騰が厳しく、とても任天堂の株主総会に再参加する気になれないが、グンゼや日東精工ならワンチャン行けそうだ
    • 決算期が3月のグンゼと12月の日東精工で分散しているのも良いし、日東精工に関しては配当取りもこれからできる

といった感想を持ち、買い注文を入れていたら、1Q決算後の失望売り(いわゆる決算プレー)で株価が下落して刺さってしまったようだ。

資金余力としては、このために証券口座に入金した訳ではなく、TOBが発表されたシンニッタンを手放して口座に入った現金や、JTなどから口座に振り込まれた配当金をもとに買付を行った。買いポジションは2,500株です。

投資の上手な人は相場全体に大きな下落局面が来るまで現金のままにしておくんだろうけど、自分は貧乏性の下手くそなので、どうしても手元で遊ばせている現金があると勿体ない気がしてきて「刺さったらラッキー」くらいの感覚で長期間の注文を入れてしまう。

買ってしまった銘柄は他にもあるけれど、一旦Switch 2関連と判断して入れた注文が約定した会社ということで記録を残しておく。AREホールディングスといい、非鉄金属の業種に属する銘柄がいつの間にか自分の株式これくしょんに加わっているなぁ。


2025-05-15 (木) [長年日記]

[投資]株式会社ティーケーピーの株主優待が届きました(1年ぶり4回目)

500株保有を継続中の、貸会議室で有名(?)な株式会社ティーケーピーから株主優待が届きました。

優待内容

「500株~1,000株未満」に該当し、ティーケーピー社の関連する宿泊施設で宿泊や食事に使える優待券10,000円券×3枚でした。名古屋圏では和食処 伊勢に行くくらいしか使い道がありませんが、浜松町駅近くのホテルや博多駅近くのホテルでも使ってみたいところ。

保有株式数が「1,000株~」「2,000株~」「4,000株~」と増えるとさらに優待内容が拡充されるみたいだけど、さすがにそこまで大きなポジションにするには勇気が要るかな……。

【写真】ティーケーピーの優待券30,000円分

ティーケーピーの株価

幸いにも気絶中のため含み損を直視せずに済んでいますが、このところ東証グロース市場は好況な様子なので、ワンチャン利益が出ている可能性もあります。

含み損が続いていたら、買い増しも検討するか~?


2025-04-27 (日) [長年日記]

[携帯]Google Pixel 9aデビューしました

およそ1年前にGoogle Pixel 8aを買った時に付与されたGoogleストアクレジット20,000円の期限が目前に迫り、まじでGoogleストアを眺めても欲しいものが何ひとつ売ってねぇ……以下略。いろいろ迷った末にPixel 9aを購入した。うん、「また」なんだ。済まない。

ケータイWatchの「Google Pixel 9a」国内向けに16日から発売 約8万円~という記事にある通り、Pixel 8aからは日本円価格が上がり(為替が円安だから仕方ない)、購入後に付与されるGoogleストアクレジットは1年前よりも減額され(別に要らないからどうでもいい)、前世代機種にあたるPixel 8aのGoogleストアでの下取り価格も30,000円と全体的に渋くなっている。Google的には今回のPixel 9aでは、日本国内に多く居るであろうiPhone SE(第2世代)やPixel 6aユーザーからの乗り換えに期待していて、下取り価格も優遇しているようだ。わざわざGoogle Pixel 9a と​​ Google Pixel 6a を​​比較する記事まで用意するくらいだ。

僕はPixel 8aを割と綺麗に使っていたので、今回はGoogleストアではなく買取専門店に出してみたところ、40,000円での買取価格で査定された。よかったよかった。

支払い金額

  • 購入価格:79,900円
    • 前回Pixel 8a購入時のストアクレジット適用:-20,000円
  • ストアクレジット付与:15,000円
    • Pixel用の保険プランPreferred Care(Pixel 9aは2年間一括12,000円)の加入に充当
  • Pixel 8a下取り:-40,000円

実質支払い19,900円で、2年間でバッテリーがへたったら床にでも叩き付けてストアクレジットで加入したPreferred Careを使い新品と交換すればいい。今度こそOSアップデートとセキュリティアップデートの保証される7年間フルに使うぞ。やっとGoogleストアクレジット地獄を抜けられて本当に嬉しい。公取委は使い道が無さすぎるストアクレジット商法を取り締まって欲しい。

データ移行

ほぼ前回と同じ。俺ほどAndroidの不親切なデータ移行に慣れたユーザーも珍しいだろう。ここ数年間、毎年の恒例行事(絶対に今年が最後)だったからな……。

  • LINEトーク履歴引き継ぎをやった。LYPプレミアムなるものに入っていないからプレミアムバックアップとやらは使えない。
  • おサイフケータイ&モバイルSuica機種変更もやった。また次の東海道新幹線利用時に改札をドキドキしながら通過するのか。
  • スギ薬局アプリ、快活クラブ、Amazonショッピング、Authy、Vpass、JAFアプリなどを再ログインした。
  • LINEモバイルのソフトバンク回線で4月16日以降、通信や通話ができないお客さまへで案内されるAPNタイプの変更をやらないとモバイル回線を掴めなかった。
    • 1年前よりもAPNタイプの選択UIが便利になっていた。これは機種というよりもAndroid 15になって改善されたのかな。
    • LINEモバイルの電波を掴んだら突然 「Google Play開発者サービスが00051000にメッセージを送信しようとしています」とダイアログ表示されて不審に思ってキャンセルしてしまった。ただ後から調べてみると、これは共通ショートコードというやつで、電波掴んだ端末からSMS送信できるかのテスト(?)をする挙動だったのかも知れない。
  • 端末カラーは新色のIrisという紫色。なかなかいい感じ。

【写真】Pixel 8aからPixel 9aへのデータ移行

Pixel 9a雑感

  • この日記で何度か書いているが、自分にとってPixel 8aはかなり気に入っていた機種だった。Pixel 9aはハッキリ言ってそれほどPixel 8aから進歩がある感じはしない。
    • カメラの出っ張りが無いのはあまり重視している要素ではないが、机の上に置き易いのは案外といいものだと感じた。手に持ってみるとiPhone 5sくらいの塊感があった頃のiPhoneに近い印象で好ましい。
    • あの間の抜けたカメラバーはPixelシリーズのアイデンティティだったのは確かなので、無難に洗練された外装ではあるけどPixelっぽさは薄まったかも。
  • 背面が平らになった分はバッテリーセルに充てられたようで、Pixelシリーズ最大のバッテリー容量を謳うだけあってかなり安心感がある。
    • 相変わらずAシリーズはワイヤレス充電が遅い。画面の明るさをPixel 9と並べるよりもワイヤレス充電の性能を並べてくれ。

何と言うか、Pixel 9aは無難によくできた端末といった印象だ。iPhone SE(第2世代)から変えたらきっと120Hzの画面ヌルサクで快適だろうし、同じPixelシリーズのPixel 6世代とかPixel 7世代を使っている人もPixel 9aに変えたらかなり感動するんじゃないか。僕自身もPixel 8aを買った時にPixelシリーズの生体認証が一気にレベルアップしたのを実感したし、顔認証と指紋認証のハイブリッドで購入操作できるのは本当に快適なんよ。ただPixel 8やPixel 8aを使っている人が面倒なAndroidのデータ移行してまで変える端末ではないと思う。俺は2年後に新品交換して通算7年間使って行くぞ。

[雑記]iPad mini(A 17 Pro)デビューしました

Amazonで「iPad mini (A17 Pro)」がセール、2024年モデル【Amazonスマイルセール】になっていて、フリーザ様の戦闘力くらいたまっていたAmazonポイントでカッとなって注文した。iPad mini(5th Gen)デビューしたのが2019年7月だから、およそ5年10ヶ月ぶりの刷新である。

ストレージ容量はiPad mini (A17 Pro)世代でねんがんの512GBが出たけど、さすがに高いのと、最近は読み終わったコミックは最新巻だけを端末に残して他は消す使い方(これは新刊を買った時におじさんの記憶を思い出させるための処置)をしているため、今までと同じ256GBで良かろうと判断した。この使い方なら128GBでも運用できるのでは感もあるにはあるが、そこはほら、せっかく最新機種に買い替えるのにスペック下がるのは欲望の解放のさせ方がへたって言うか……(オタクあるある)。

端末カラーはとくにこだわりが無く、同時期に注文したPixel 9aと揃えてパープルにした。Amazonポイントでセール価格89,800円を支払ったら後日ポイントが5,000円分くらい付いた。またマンガ買う原資にするか……。

データ移行

すごい楽だった。iOS/iPadOSのデータ移行は神。Appleアカウントの2FA認証を別の端末でやったら、あとは放置で何もかも移行が完了した。Android君はさぁ……。

さすがにKindleアプリにダウンロード済みだった書籍データは引き継がれなかったが、Kindleアプリを起動して設定から同期を実行したら、既読情報はちゃんと持って来れたのでヨシとする。

【写真】iPad mini 5からiPad mini (A17 Pro)へのデータ移行中の様子

雑感

ほぼPC Watchの自腹でiPad mini(A17 Pro)を購入。3年前のモデルと使い勝手を比べてみるで書かれていることに異論は無く、自分の場合は2世代分のジャンプアップとあって、違いは大きい。

  • とにかく挙動が速い。トップボタンのTouch IDに軽く指をのせた時にはもうホーム画面がシュッと出ている感じで快適。
  • 画面サイズが7.9型→8.3型になった分、Kindleアプリで電子コミックを読む時も目いっぱいに表示される感じで読み易くなった。あと、何よりページめくりが速い。もはや紙でパラパラやるよりも速い。
  • iPad mini(5th Gen)では購入したコミックをダウンロードすると、他の操作ができなくなってしまうのが不満だったが、iPad mini(A17 Pro)では余裕で他の操作ができる。これはチップの性能差なのか、メモリが倍以上に増えたからなのか、実はストレージの速度が上がっているのか、要因が何かは切り分けできていない。
  • Apple Intelligenceは設定オフで使っている。iPad miniで使うことは無いだろう。Apple Pencilも買う予定はありません。
  • そういえば手持ちのiPadシリーズでLighining端子からUSB-C端子になったのは初だ。PixelやFire HD 10の充電ケーブルを使い回せるのは便利と言えば便利。

データ移行の完了したiPad mini(5th Gen)を下取りに出したら、27,000円で査定された。結局67,000円弱で購入したiPad mini(5th Gen)は、1年あたり10,000円未満で使えたことになる。Apple製品のリセールバリューがいくら何でも高すぎる! Amazonポイントは余らせておくよりも、iPhone 16かiPhone 16eあたりと交換しておこうかなぁ。povo回線でeSIM試してみたいのよね。


2025-04-25 (金) [長年日記]

[雑記]2025年のGWは11連休

2025年のゴールデンウィークも年次有給休暇の積極消化に努めるべく、11連休を錬成しました。

県外まで足を延ばす予定はありませんが、何回か名古屋には遊びに行くかも。


2025-03-31 (月) [長年日記]

[雑記]17連休中に読んでたマンガ(なろう系コミカライズ作品が多め)

カッとなって有給休暇申請して17連休を錬成した間に積読されてるKindleコミックをひたすら読んでいた。

なろう系コミカライズ作品でかつ、既にアニメ化されていたり、アニメ化が決定していて間もなく放送されるタイトルが多い。アニメ化されるということは一定以上の層に支持されていてハズレを引きにくい、セコい作品選択のやり方であるとも言える。カドカワ系レーベルやスクエニ系レーベルでは、アニメ化を見越して気合の入った作画担当の人を充てている作品が多いような気がする。

当たり前なんだけど、マンガとアニメというメディア特性の違い以上に、キャラデザの差異に気になってしまう事が多くて、何でもかんでも「マンガ版を知ってるから」って理由でアニメ版に手を出すのは止めた方いいのかもと思い始めている。『薬屋のひとりごと』みたく、コミカライズもアニメも特級術師に制作してもらえる事例の方が稀なんだよな……それはそう。たまげられるレベルの視聴数19本は余りに無理があって反省しているし数本脱落した。

『やり竜』みたく、「コミカライズとの違いは気になるけどこれはこれで好き」と思えるアニメ作品もあったから大変悩ましい。でも可処分時間には限りがあるし……。

『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲』

たしか1巻から5巻までだか10巻までだか33円セールやってた時にポチっていて、アニメ第4期が制作決定のニュースで盛り上がっているのを眺めて、そろそろ入門してみるかと最新19巻までポチポチと購入して読んだ。

ゼロ年代のアニメ作品を全く知らないため『とある~』シリーズも冗談抜きに何も予備知識なし。名古屋の電気街である大須や、東京の秋葉原にも原作ラノベが平積みされていたような記憶はぼんやりとあるため、時代を築いた覇権コンテンツなのだろう。アニメイトタイムズの『とある』アニメシリーズを観る順番という記事も眺めたものの、シリーズ多過ぎ&プライムビデオでは1期しか配信してなさそうだったため、1話も見ていない。そのうちプライムビデオで配信されたら追いかけるのも良いかも知れないが。

マンガ版はタイトルに「外伝」とあり、正史扱いなのかよく分からないが、学園都市の近未来的ギミックも面白いし、クローン技術を巡るあれこれも物語が進むにつれて情報開示されて楽しく読めた。能力バトルにありがちではあるが、この子たち戦闘IQが高すぎるでしょというのは正直ある。JCとは思えないくらい考え方が成熟しているな。『ワートリ』のボーダー隊員みたい(あれも一部が成人だが大半は中高生)だと思った。

有名なセリフ「ジャッジメントですの!」って、悪者を断罪した時の決めゼリフと思い込んでいたけど、そうじゃなくて所属組織(風紀委員 = ジャッジメント)の参上を名乗り上げていたのね。天賦夢路(ドリームランカー)編が3期とある科学の超電磁砲Tだったらしいので、4期は学園派閥とかのややこしい話が映像化されるんだろうか。

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【スクリーンショット】御坂美琴の登場シーン

『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』

コミカライズ2巻まで読んで止まってた。なんかアニメ2期が放送されるらしいと聞いて最新15巻まで読み進めた。過労死したブラックOLが転生して最強魔女になってのんびりスローライフ。ほんのりと百合描写がある。

コミカライズ作画担当シバユウスケ氏の絵柄がとにかく可愛くて、お色気描写も適度に健全で、胸よりも太ももや二の腕にフェチを感じる造形が素晴らしい。主人公のアズサ以上に竜娘ライカちゃんにフェチな愛情を感じる。アニメ版も割と気になるのだが、この可愛すぎる絵柄に慣れてしまうとアニメ版のキャラデザは厳しいものがある。コミカライズ版は戦闘が割とガバガバ描写なところがあるから、アニメ版でその辺が補完されているなら見てみたい気もする。

序盤はどんどん仲間というかファミリーが増えて行くから「高原の魔女が大大大大大好きな100人の彼女なのか?」とおじさんの記憶力で付いて行けるか不安になったが、中盤以降はレギュラーキャラが固定化してあまり増えなくなった。酒飲みエリート魔族ベルゼブブ様が好き。

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【スクリーンショット】アズサ一家

『最果てのパラディン』

アンデッド3人に育てられた少年ウィルの異世界やり直しファンタジー。たしかコミカライズ3巻の、ウィルが旅立つところまで読んで止まっていたのを、連休を機に1巻から最新13巻まで一気読みした。

とにかくウィルの性格が真摯で好ましく、旅立つところの感動がピークかと思っていたら相棒メネルや弟子ルゥが加入してからも加速度的に面白くなって行って止まらなかった。育ての親3人の偉大さをあちこちで感じる描写がいちいち泣ける。アニメ版はプライムビデオで見付けた時はコミカライズ3巻までしか読んでなかったこともあって視聴しなかった。コミカライズ作画が良すぎてアニメ版を受け入れられる気がしない。

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【スクリーンショット】育ての親3人の歌

『魔術師クノンは見えている』

水魔術の天才クノンが魔術で目をつくることを目指す学園モノ。クノン君が侍女から間違った紳士教育を受けたせいで軽薄軟派な言動をいちいちやってしまうところが絶妙にギャグとなっていて面白い。

アニメ化決定して制作進行中らしい。CV早見沙織さんの少年役というのは楽しみですね。

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【スクリーンショット】クノン君の軽薄な言動

『ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~』

中華風王朝の後宮モノ。宮中にいる王女候補5家のうち、1番人気と1番不人気の2人が入れ替わってしまい……というダブル主人公の構成になっている。アニメ化決定で盛り上がっていたからようやく読んだがむちゃくちゃ面白い。コミカライズの4巻までと8巻まで、それぞれどちらもいい区切りが付くから、アニメ版のシリーズ構成もかなり自由に決められるのではないか。

体力バカ農業特化型の玲琳様、薬の知識もあるから『はめふら』カタリナ様と『薬屋』猫猫のハイブリッドというか、おもしれー女として限界突破していてズル過ぎる。本人は悪女になれてるつもりなところもテンプレで可愛らしい。大変おすすめ。

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【スクリーンショット】ふつつかな悪女の名乗り

『リビルドワールド』

ハクスラ系というのだろうか? ハンターとして敵を殲滅して装備を整えて強くなろう! を繰り返す進行のポストアポカリプスSF。とにかく敵の物量も多いし弾薬の物量も多い。

最初は何も持っていなかったスラム街の少年アキラが、サポートAIの力を借りて名声を得て行く展開が心地よい。あと、お姉さんにモテまくるから若干おねショタを感じる。

アニメ化は2023年に発表されているらしいのだが、まだ放送されていない? コミカライズを読んでいても作画コストが凄まじいことは予想がつくのでもしや制作現場が万策尽きているのでは。

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【スクリーンショット】リビルドワールドのアキラ

『エリスの聖杯』

10年前に処刑された、稀代の悪女(とされる)スカーレットに取りつかれた弱小貴族令嬢コニーが、社交界を通じてスカーレットの処刑にまつわる謎に迫るサスペンス。むちゃくちゃ面白い。

先行公開されたアニメ版PVは『水星の魔女』なキャスティングで期待できるものの、やはりキャラデザがコミカライズ版と違っていることにどうしても馴染めない。

コミカライズ版は毎話の冒頭に「あらすじ」をいちいち挿入してくれるため、記憶力の覚束なくなってきた中年のおじさんにも優しい。おすすめ。

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【スクリーンショット】コミカライズ版のコニーとスカーレット

『オタクに優しいギャルはいない!?』

なろう系コミカライズ作品ではない。現代オタク君が白ギャルと黒ギャルに好かれてキャッキャウフフしてる平和な作品だったのだが、最新9巻でまさかの第三のギャルが投入された。まじかよ。

「今さら新キャラ投入なんて許されるかよ!」 → 「マキマさん助けて、俺この娘好きになっちまう」だった。

ずっと「アニメ化しないのかな」と思って新刊買ってる作品だが、動いて喋る追加ギャルが見れないならアニメ化しなくていいのかも知れない。

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【スクリーンショット】第三のギャル

『明日の敵と今日の握手を』

『幼女戦記』のカルロ・ゼン氏が原作の、諜報や外交をテーマにした戦記モノ。やっぱり日本やイギリスに似た架空の国が登場する。この『明日の敵と今日の握手を』は、『幼女戦記』で言うところのレルゲン大佐との会話によくある腹の探り合い会話劇をずーっとやってる感じ。主人公の正論モンスター海軍中将・ハラルドも幼女でなくイケおじなので、テーマもキャラ造形もしっかり差別化できている。

作画担当しているフクダイクミ氏も異常に画力があって、振り回されるアメリア中尉のかわいそうが可愛い。海軍が空戦をするという設定(?)が最初よくわからなかった。

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【スクリーンショット】諜報の会話劇

『雷雷雷』

なろう系コミカライズ作品ではない。「女の子がぴっちりスーツ!」「近未来お仕事!」「寄生獣や怪獣8号で見た主人公と同居する怪物!」と、どこかで見た売れ線の設定をこれでもかと盛り込んで、しかも面白い。すごい。

「裏サンデー」作品って僕は連載では追っていなくてコミックスでしか読まないんだけど、琴線に引っかかる作品が多い。表サンデー(週刊少年サンデー)より好きかも。表サンデー作品ではP.A.WORKS制作の『帝乃三姉妹は案外、チョロい。』の放送に期待している。『スキップとローファー』同様に、原作絵に寄せてくれる制作は本当に嬉しい。ありがとうアニプレックス。

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【スクリーンショット】雷雷雷のスミレ


2025-03-25 (火) [長年日記]

[投資]株式会社ティーケーピーの株主優待で和食処 伊勢に行った

3回目の優待権利GETで届いた株式会社ティーケーピーの株主優待、期限の2025年5月末までにホテル宿泊で使える見込みが全く立たないため、名古屋の栄にある和食処 伊勢へ行ってきた。

ランチコースでは使えないそうなので、ディナーの伊勢まぐろづくしコース8,000円 + 飲み放題2,000円を3名で予約すると、ちょうど使い切れるようだ。

伊勢まぐろのオードブル、ぶつ切り、しゃぶしゃぶ、握りなどなど、名前に偽りなしの満足度が高い内容だった。食品サンプルみたいに光ってるまぐろの握りなんて初めて食べたわ。

X(旧Twitter)には含み損50万円などと投稿してしまったが、帰宅してから念のため確認したら買値からヨコヨコくらいだった。嘘ついてスマンカッタ。まぁTKPをホールドしておらずサンリオでも買っていたら50万円どころではない利益になっていた筈なので、完全に嘘という訳ではない……はず。

ちょうど健康診断の2次検査で「改善したと思って調子こくな」と女医さんに言われたところなので酒量は自重したが、伊勢まぐろが旨すぎたためビールだけでなく愛知県設楽町の銘酒である蓬莱泉も1本追加で注文してしまった。今は反省している。

早くインデックス投資家に転身して、優待に自分の行動を縛られる桐谷さん生活やめてぇ……。

【写真】伊勢まぐろづくしコースの握り


最近のツッコミ

  1. 雷悶 (2025-03-05(水)20:22)「異世界おじさんも悪役令嬢転生おじさんも、有能なおじさんしか登場しないから難しいな……」
  2. セントレアで飛行機のりたいさん (2025-03-05(水)20:15)「無能な使えないおっさんを合法的にパワハラするアニメをみたいです。」
  3. 雷悶 (2024-11-26(火)19:01)「1年後には能登麻美子さんと早見沙織さんの声を聴き分けられるようになります(できない)。」

参号館  の中の  日記(ariyasacca)

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