読み物

SOILWORK

前回の来日から、わずか半年で再びSOILWORKが拝めるとは!前座はDARK TRANQUILLITYだが、キャリアで言えば彼らの方が同郷の先輩格のはずなのが、少し切ない。会場は栄のクラブクアトロ。当日券参戦の雷昔君ともども、今池のボトムラインと思い込んでいて危うく間違えるところだった。

入場して荷物を預け、とりあえず発泡酒をもらって今回のツアーTシャツを見てみる。SOILWORKのやつはC級サイバーパンクの主人公のような、頭にボルトが突き刺さった人物がプリントされており、ちょっと恥ずかしいので買うのをやめた。DARK TRANQUILLITYの赤い月(?)のやつは、嫌味がなく普通に着れそうで人気があったようだ。

僕はこの後に別の用事があった為、汗をかかないよう最後列の方でマターリ観戦することにする。客入りはなかなかのもので、気合の入った「いかにもメタラー!!」という感じの人も見受けられた。

暗転して前座のDARK TRANQUILLITYが登場。初っ端からもの凄い速くてかっちょいい曲を連発する。2曲目なんかは、リードのキーボードのメロディに合わせて前列の客がコーラスをとっており、無茶苦茶ライブ映えしている。後方から眺めていると、これぞメタルのライブだー!という感じ。

DARK TRANQUILLITYは2ndと3rdしか聴いたことが無かったのだが、最新作の6th中心と思われる楽曲はどれも素晴らしかったし、新曲だと言って披露された曲も、大仰なパートから畳み掛けるようにアップテンポになって失禁しそうになった。逆に、僕も知っている初期の曲はドラムが速過ぎて、こっちの首が追い付かない・・・。Voのミカエルの頭をぐるぐるブン回すヘドバンもカッコ良かったし、50分という短い時間ながらも、十分にベテランの実力を見せ付けたと思った。

機材のセッティングを30分くらい挟んで、SOILWORKが登場。1曲目に持ってきたのは、新作のタイトルにもなっているFigure Number Fiveだ。The Flameoutなどでは、ビョーンが「跳ベーッ!!!」と叫んで自ら跳ね出すと、客もそれに合わせてジャンピングを始めて、会場全体がダンスホールのような雰囲気に。ヒッジョーに気持ちいい(・∀・)!!!

個人的な付き合いから日本語を沢山覚えたのか、「腹減ッタ」「ウッソーマジデ!」などなど、ビョーンの妙ちくりんなコミュニケーションが微笑ましい。会場全体のノリも良く、アンコールにDistortion SleepとFollow The Hollowを持って来るというニクイ構成で、最後まで終始盛り上がりまくっていた。

前回はCHILDREN OF BODOMとのカップリングで、SOILWORKの時間が余り無くて不完全燃焼気味だったけど、今回は時間もタップリで濃い内容であった。そう言えば、DARK TRANQUILLITYもCHILDREN OF BODOMと来日した時は、たるい曲ばかりで印象に残らなかったけど、今回はCD買わなきゃ!と思うほどに素晴らしかったなぁ。

参号館  の中の  読み物  の中の  2004年5月1日SOILWORK