【遭難】登山記【遭難】
喫茶マウンテン。 名古屋にそういう名前の喫茶店があります。余りにも個性的なメニューの数々と、尋常でない料理のボリュームで、普通に一人前完食することすら困難を極め、いつしかマウンテンで食事をしに行くを『登山家』、完食することを『登頂』と呼ぶようになったそうです。 周りから行った感想を聞くたびに、「オレも名古屋に住んでる間に行かねばな!」と思うようになり、2003年5月2日、遂に決行することと相成りました。単独登頂は素人には無理だとの予備知識があったため、行くメンバー計6人のうちの2〜3人が超個性的メニューをオーダーして、残りは普通のメニューを頼んでマターリ回し食べをしよう、という計画です。 ちなみに、一緒に行ったユーキさん(21)が、「オレを晒せ晒せ!晒せって!!オタッキー♪」と言っていたので、言われた通りに晒そうと思います。TOPページに載せろとか言われたけど、それは勘弁して下さい。他の人は無断で晒すと怒られそうなのでやめておきます。ビクビク。 |
以下ユーキさんのスペック
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身長
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相当でかい。
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体重
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知らんけどオレよりは重い。
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職業
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ギルヲタ(イノ使い)。
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好きな色
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赤。
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好きなお酒
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下町のナポレオン、いいちこ。
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好きなジョイスティック
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アスキースティック?。
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好きな巨乳姉妹
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かすみとあやね。
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好きな格ゲーマー
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ウメ様。
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ひとこと
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アナル。
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と言う訳で、ユーキさん達と名古屋駅で合流し、地下鉄でいりなか駅へ。1番出口から出て、ずんずんマウンテンを目指す。マウンテンへの道のりは、かなり上り坂が続きます。この時点で既に登山は始まっています。バナナはおやつに入りません。 だいたい15分くらい登って、いよいよマウンテンに到着。もうこれでもかってくらいにB級臭がプンプンです。みんな、はしゃいで記念写真を撮ります。 |
行ったのは夕方ですが、夜にはこの看板がライトアップされて、さらに素敵になります。さすがマウンテン、つかみはオッケーだね。 意気揚揚と店内に乗り込む6人。つーか店内狭ッ!!!席もやたら小さいし、バイトの姉ちゃんも愛想悪いわで、いきなり気分を害します。また出された水がマズイの何の。やる気ない姉ちゃんにメニューを渡され、とりあえず誰が生贄になるかを決めねばなりません。 |
はい、左下に何かありますね。マウンテンの名物はこの甘口スパです。レジでは小倉抹茶スパのストラップまで売ってる始末。やたら乗り気なユーキさんが甘口いちごスパ、美宝堂の息子に似てると評判の何とか君が甘口キウイスパを頼みました。オレはきのこホワイトソースピラフとやらをオーダー。 全員が注文し終わって、料理が来るのを待っていると、あちこちから悲鳴やら歓声やら聞こえて来ます。さすがに、ここに来るお客さんは目当ては大体同じ模様。未知との遭遇に期待が高まります。 そして待つこと数分・・・・・・。 |
/\___/ヽ
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生で初めて見た感想は、はっきり言ってキモイです。湯気出てるわ生クリーム乗ってるわ。匂いまで甘いし。オエッ。既にオレはリタイアしたいけど、ユーキさんは「思ってたより楽そう」と強気の発言。 |
レッツトライ。 |
「最初の一口二口なら案外いけるよ。ははは、あ」 |
「あべし」
ユーキさんは「ごめんオレ思ったより耐性無かった」と敗北宣言し、窓の外に口の中のパスタを吐き捨てました。マウンテン用語では、これを遭難と言います。寝るなー寝たら逝くぞーアワワワ。 で、まぁオレも食べてみたわけですが。これは凄いわ。激アマ。麺そのものが甘いんですわ。で、その上に生クリーム。ギャグにしかなりません。食べる気力を失い、さっさと他の人に回します。 |
オレの頼んだ、きのこホワイトソースピラフは、お世辞抜きに美味しかったです。ご飯は1合半くらいあったけどね。奥に見えるのは、みそミートスパ。名古屋特有の濃い味付けです。当然、麺の量は山脈級です。 何だかんだで、甘口系以外のメニューは割と食える物ばかりでした。ボリュームと値段を考えると、実はお得なのかもしれません。普通のメニューを頼んだ人達は、無事登頂することが出来ました。で、結局いつまで回して食べてても減らない甘口スパは、気合でみんなでスパートし登頂を目指すことに。 |
メンバー6人のうち、2人がカッコ良い食べっぷりを見せ、オレとかポケモンが好きそうな人あたりも頑張って詰め込み、何とか無くなりました。ユーキさんと電子の妖精のような人は戦力外でした。 |
とりあえず食いきって記念撮影。つーかユーキさんは全然食ってないけどね。いやらしい子。 そして我々は食後のデザートに挑みます。マウンテンの甘口スパを双璧をなす、もうひとつの名物カキ氷に挑みます。メニューに載ってる値段の700円というのを見れば、大体想像が付きますね。 |
通称『雪山』。デカイです。半端じゃなく高くそびえ立ってます。仮面ライダー龍騎人形もビックリのデカさ。このカキ氷、掘り進んでいくと中からアイスクリームが出て来ます。キモー。 雪山をみんなで仲良く掻き分け、無事完食することが出来ました。1人で食べてたら下痢確定でしょうね。恐ろしい。 割り勘にしたら1人1000円未満で済んじゃったのに、食べ放題後のような満腹感を覚えつつ、我々は帰途へつきました。果たして、次に行く日は来るのだろうか。 完 |