読み物

努力をするということ

臆面も無く言ってしまうが、オレは努力という言葉が好きだ。

努力するという行為の良いところは、自分を裏切らないところだ。やった分だけ結果になって返って来る。サボった分も、やっぱり結果になって返って来る。そういうところが好きだ。要するに努力とは平等なのだ。

オレの座右の銘は『継続は力なり』である。これは中学の頃の校長が毎週の朝礼でしつこく言っていた。ところが当時のオレは努力だとか頑張るだとかが大嫌いなガキだった。もう、何と言うか、そういうのはダサいとか言って斜めに構えているのがカッコ良いとか思ってたんだろうなぁ。恥ずかしいなぁ。

努力っつーのは、毎日の小さな事の積み重ねであり、未来の自分への投資である。だから、すぐに結果だけ求めてはイカンと思う。なかなか実を結ばないもどかしさがまた、達成した時の充実感をデカくするんだろう。

なんだか最近は、こういう地味な頑張りというものを軽視するような風潮が強くて、悲しくなってくる(いや、オレも昔そういう考え方だったので偉そうなことは言えないが)。才能の無い奴がやってる事みたいなイメージが先行してるけど、割と努力も悪くないもんだよ。水面に浮かぶ白鳥と一緒だよ。ダラダラしながら過ごす日々も捨て難かったりするけどね。

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