見合結婚した夫・憲一が謎の失踪を遂げる。妻・禎子は憲一の足取りを追って金沢へ向かう。そこで、禎子は憲一の驚くべき二重生活を知ることになる。
古い作品だが、決して読み難いということはない。度々、警察の見解や禎子の主観として、その時点で解っている事や疑問点のまとめが入っており終始読み易い。
★★★★☆ 新潮社
参号館 読書感想文 松本清張